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2015.10.01

2015年10月1日(木)BKCブックカフェ速報

ニュース

10月1日の雨のBKCでブックカフェを開催いたしました。
今回は理工1回生、4回生 生命3回生、4回生 経済2回生 薬学部2回生、そしてOICから経済2回生の方が駆けつけてくれて、7名で楽しい時間を過ごしました。

たくさんの本が話題にでましたが、その中から紹介しますね。

陰摩羅鬼の瑕 京極夏彦 この本は読めば読むほど知識が増えていく。夢中になります。長くて厚すぎるのが玉に瑕。『鉄鼠の檻』では仏教の達人になりました。
森谷明子の深山に棲む声は、昔話しのホントのこと嘘のことを取り混ぜて書いた物語で、時代は平安から鎌倉です。時系列がわかりにくいのですが、すべてのお話が最後にはつながっていくカタルシスが味わえます。
チャイナ・ミエヴィルの都市と都市は、ヒュ-ゴ-賞をとpった名作ですが、一つの都市の一つの土地に、2つの街が存在していて、同じ空間にいるのにそれぞれの住人はお互いいないものとして生活しているという変わった設定の本です。そんなシュ-ルな世界観の中で、殺人事件が起こります。ディック的かカフカ的な作品といわれています。ぜひ一読してみてください。
小林泰三の海を見る人は、海のそばに生きている人と山の上に生きている人の進み時間が違うというファンタジ-小説です。出会っても切ない状況に心を奪われます。

あと珍しいことに、遠山郁さんの『705号室』はまれに見るがっかり小説なので、読まないようにという主張もありました。おもしろいですね。

本に関することはなんでも話題に出来ます。次回は11月5日(木)18時から行います。誰でも参加できます。みなさんいらしてくださいね。