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組合員一人ひとりの声を大切に。 私も一言カード

2011年06月17日

食材の産地

福島第一原発の件もあり、食材の汚染が心配です。
デリで使っている食材の産地を開示してはいただけないでしょうか。
政府が基準値を引き上げてしまったこともあり、単に「基準値を超えた食材は使っていない」と宣言されるだけでは、納得も安心もできません。自分で福島周辺の食材の摂取を避けられるように、全ての食材の産地の開示を希望します。

2011年4月  朱雀 院生

ひとことありがとうございます。
当店の食堂で取り扱っている食材は、立命館生協をはじめ京都・滋賀・奈良の19の大学生協が加盟している、大学生協京都事業連合で共同して仕入れを行っております。
今回頂いた「ひとこと」について、京都事業連合に「産地開示」を依頼しましたところ、下記の趣旨で回答が参りましたのでご覧ください。

食材の産地開示について生協では、法律上の「原産地」表示を組合員がWEB上で閲覧できるように情報を提供しています。
http://rcpt.kyoto-bauc.or.jp/food/mwnu/info.php
しかし今回頂いた要望に100%お応えする為には「福島周辺のものが関わる全ての食材」を100%特定しなければなりません。
食材は幾つかに区分けされ、それぞれで原料原産地特定の度合いに違いがあります。この違いに応じて、以下のような対応で情報提供を準備いたします。
①原材料について
米・野菜原体、カット野菜、精肉原体(牛、豚、鶏)は、産地を100%特定していますので、要望にお応えできる状態となっておりますので、情報提供の方法を準備いたします。
なお、野菜原体は季節・気候により産地が移動していきますので、都度変わっていくことはご理解下さい。
生協といたしましては、出荷制限地域の野菜原体について、制限対象野菜の区別なく使用しません。
②加工食材について
加工食材は、複数の原料で構成されています。主な原料については法律上の要件を満たした特定(原産国)は、既に日常的にできています。しかし、加工過程で添加される調味料や調整材など、二次原料、三次原料までさかのぼって、全ての産地を特定するのは、膨大な時間と確認が必要となり、実際は困難であるという事をご理解いただきたく思います。
調味料(ドレッシングやその他タレ類など)についても同様です。
この点につきまして、要望に100%お応えする事が出来ないという事になります。但し、現在使用している加工品は、原発事故以前に製造しストックしてある加工食材です。
生協としましては、新たな加工品の選定に当たっては、調整出荷制限区域からの原料を使用しているかどうかを確認しながら行います。

以上です。
新しい情報が届き次第、追加掲示をいたします.

“立命館生協「食品中の放射性質に関するQ&A」ページをご参照ください。”
http://www.ritsco-op.jp/pick up/2011/05/qa.html

2011年4月8日  朱雀店 廣庭


朱雀食堂