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助けて!!AED

 7月に入り、いよいよ夏を強く感じるようになってきました。ちょっと遠くへ出かけてみたり、スポーツに汗を流したり、いつもよりアクティブになるこの季節ですが、楽しいことばかりではありません。突発的な事故が起こる確率も高くなってきます。そんなときあなたはどうしますか?


AEDとは?
 みなさんはAEDをご存知ですか? 運転免許の教習時に扱い方を習った人もいるかもしれません。
 AEDは自動体外式除細動器といい何かの拍子に突然心臓が止まってしまったときに医療関係者以外の一般の人でも扱えるように作られた救命のための機械です。


AEDのすごさ
 人は心臓が止まってから時間が経つにつれて助かる確率が低くなっていきます。(右図参照)
 日本ではアクシデントが起こった場合、現場に救急車が到着するまでに平均約6分かかるといわれています。緊急時にはそのわずかな時間で助かるか否かが決まるのです。


AEDの使い方
 AEDは誰にでも簡単に扱うことができます。基本的にはAEDに記載された使用法にしたがうのですが、ここで大まかな流れについて説明します。倒れている人を見つけたら、まず初めに多くの人に知らせ、救急車を呼びます。そしてAEDを用意します。また、呼吸の確認をおこない、必要があれば人工呼吸と胸骨圧迫心臓マッサージもおこないましょう。助かる確率が飛躍的に向上します。
 AEDが到着したら上半身の衣服を脱がせ、AEDに書かれた指定された位置に電極を貼り付けます。貼り付ける部分に体毛が多くある場合や水分が付着している場合は取り除いてから貼り付けます。そして、AEDのスイッチを入れると機械が自動的に診断をおこない、除細動の必要の有無を判断します。
 AEDが除細動の必要があると判断したら、患者の周りの人を遠ざけて除細動のボタンを押します。その後はAEDの案内にしたがい、心肺蘇生法をおこないます。また、救急隊が到着するまでAEDの電源を切ったり、電極を外したりしてはいけません。
注意:詳しくはAEDについての講習や各機械の説明にしたがってください。

講習を受けてみよう!

 一般的な使い方は説明しましたが、やはりしっかり講習を受けておくと万が一のときに安心です。各地の消防本部や日本赤十字社などでは定期的にAEDについての講習をおこなっています。また、そこではAEDの使い方だけでなく、人工呼吸や心臓マッサージといった救命技術も身に付けることができ、とても効果的でしょう。

AEDってどこにあるの?
 AEDはその有用性が認められてから、さまざまな場所に設置されるようになりました。駅や学校などの人が多く集まる可能性のある場所や運動中の事故の可能性が考えられる場所に設置されていることが多いです。
 立命館大学ではBKCはキャノピーや保健センターに、衣笠キャンパスは第一体育館や保健センターなどさまざまな場所に設置されています。万が一に備えて一度、設置されている位置を確認しておくとよいでしょう。

 

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