今月はブックカフェで取り上げられた
本の中から2冊を載せました。
泣きたい方、そうではない方もぜひ読んでみてください。
POPカードのコメント
「人は1人では生きていけない。」これは誰もが耳にタコができるぐらいに聞いたことがある言葉ですが、この作品を読むとこの言葉が胸にじーんとしみ込んできます。長い人生のうちのたった2時間をこの本を読まないことでケチるといつか後悔しますよ縲怐B著者:湯本香樹実
出版社:新潮文庫
・著者の紹介
1959(昭和34)年、東京生れ。東京音楽大学作曲科卒業。在学中にオペラの台本を書き始め、寺山修司に師事。処女小説の『夏の庭』は映画化・舞台化されたほか10ヵ国以上で刊行が決まり、日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、米国バチェルダー賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞を受賞。著書に『春のオルガン』など。
・本の紹介
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ窶披煤Bいつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。失われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。