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今回紹介するのはMOT 大学院研究科さんです

MOT?
 MOTとはManagement of Technologyの略で、技術経営のことです。1980年代の米国は高いレベルの基礎科学が事業化に結びつかないという課題がありました。カリフォルニア大学バークレー校のティース教授は、技術的イノベーションを起こした企業がなぜイノベーションから十分な見返りが得られないかを研究し、「最高の技術」を「最高の経営」と組み合わせ、製品やサービスを創出する必要があると示しました。その方法論がMOTです。


研究科の特徴
1.関西唯一の本格的MOT大学院
 特定の産業や知財などに特化せず、MOTのあらゆる分野を網羅したカリキュラムです。技術戦略、マーケティング、アライアンス、知的財産管理、標準化戦略、技術・製品開発マネジメント、テクノロジーファイナンスなどを開講しています。また、全国でも珍しい博士課程後期課程を設置しています。
2.理論と実践を体現できる多様な教員
 経験豊富なMOT実務経験者、海外大学での学位取得者・教育経験者、国内外の第一線で活躍中のコンサルタント、現役の弁護士、公認会計士など多様な経歴や専門分野を持った教員がそろっています。また、講義のゲストスピーカーとして、現場の第一線で活躍している実務家を年間40名ほど招聘しています。
3.社会人と一般学生の両方に対応
 学部・大学院出身者と同時に社会人も受け入れています。講義はBKCに加えて、平日夜と土曜日に淀屋橋キャンパスでもおこなっています。
4.ジョイントディグリー制度
 立命館大学大学院理工学研究科との連携により、3年で「工学または理学」と「技術経営」の2つの修士号を取得できます。
5.プラクティカム(課題解決型インターンシップ)
 社会人経験の無い学生を対象とする実践的プログラムです。従来のインターンシップとは異なり、企業において解決すべき課題を設定します。教員の指導・助言のもとに3ヶ月以上の実習をおこない、受け入れ先企業に対して報告・提案等をおこないます。

 

教授からのひと声
・石田修一教授からのひとこと
これからの日本は「研究開発だけを一生懸命やっていても豊かにならない」という問題に直面していきます。こうした状況を変えていくには、企業や社会や産業の仕組みについて高度な知識を持った技術者がもっと活躍する必要があります。そのために立命館MOT大学院では、自分で開発した技術を自分で事業化できる人材を養成しています。文系の方にもぜひ関心を持っていただきたいですね。
MOT研究科 石田修一教授

 

学生の声
理工学部から進学しMOTを学んだことで、自分の視野が広がり、キャリアの選択も格段に広がりました。実際、都市銀行に内定が決まりました。勉強や就職活動は一般的に、理系・文系に区別されていますが、社会ではその両方の視点を持っている人が望まれているようです。プラクティカムでの体験や社会人学生との交流を通して、ビジネスの現場が実感できることも大きな魅力です。
MOT研究科M2 Y.T

 

今後の企画
 在学生以外でも参加できる公開セミナーやイベントを開催しています。
・模擬講義&入試説明会
6月4日(水)18:30~
 立命館アカデメイア@大阪  石田修一教授
6月10日(火)17:00~
 BKC セントラルアーク3F  玄場公規教授
・CTOシリーズ ※6月から開催予定
CTOとは「Chief Technology Officer」の略で、最高技術責任者のことです。CTOは企業経営において、新規事業育成戦略、技術戦略・知財戦略・事業戦略の三位一体化、アライアンス、産学連携、イノベータ人材の育成などを全社戦略として推進する立場です。 大手メーカーのCTOに技術経営の実践事例について講義いただき、受講者同士でグループディスカッションし、見識を深めます。
※MOTに興味のある方には随時、詳しいご説明や施設見学、教員との面談希望などを承っています。お気軽にお問い合わせください。

 

問い合わせ先
事務室(BKC コアステーション1階)
電話:077-561-3421
e-mail:motkoho@st.ritsumei.ac.jp

 

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