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新書を読んでみよう♪

 こんにちは。爽やかな季節になってきましたね。新学期のあわただしさもひとまず落ち着いてきたのではないでしょうか。ゴールデンウィークや空き時間に本を読んでみませんか? 今回の読書百遍では「新書」を紹介していきたいと思います。


新書ってなぁに?
 そもそも新書とはどのようなものなのでしょうか。新書というのはジャンルをさすものではなく、173の大きさの「新書判」の本ならすべて新書であるといえます。
 新書は大きく2種類にわけることができます。1つは「教養新書」と呼ばれるもので、教養や社会問題など学術的な種類の内容のものです。もう1つは「実用新書」と呼ばれるもので、実用書やハウツー本といわれる手引書などがこの種類の内容のものです。


新書の魅力
 新書の魅力は、1冊の本で1つのテーマを取り上げているため、種類が豊富にあり、探している本を選びやすいという点があげられます。初めて知る世界についての初めの1冊としても有効ですし、不得意な分野を知るための入門書としてもおすすめです。
 そして、書き下ろしの作品がほとんどであるため、社会問題など今の世の中についてタイムリーに詳しく知ることができる点も新書の魅力としてあげられます。


若者の法則
 何で電車の中でお化粧したり、ものを食べたりするのか。今どきの若者の、一見理解不能・非常識とも思える行動の奥に隠された、若者なりの論理を精神科医の視点で綴っています。
 身近な話題ばかりでとても読みやすく、私たちの世代からみても新しい発見がたくさんある1冊になっています。新書にとっつきにくさを感じている人にも、ぜひおすすめです。

著 者:香山リカ
出版社:岩波新書


「むなしさ」の心理学
なぜ満たされないのか

 日々の生活の中でむなしさを感じたことはありませんか? むなしさとは、私たちの人生に何が欠けているかを告げ知らせてくれる貴重なメッセージだと著者は伝えています。自分が感じたむなしさから目を逸らさずに向き合うことで内に秘められている何か大切なものに気づくことができる1冊です。

著 者:諸富 祥彦
出版社:講談社現代新書


ジュニア新書

 苦手な分野、新しく知りたい分野があるけれど、新書は少しとっつきにくい、難しそうと思っている人におすすめなのが岩波出版社から出ている「ジュニア新書」です。
 ジュニア新書は、主に中学生・高校生向けの新書ですが、その分野の骨組みがわかりやすく書かれているため、大学生にもおすすめです。

ニュースの言葉―日本の世界と今がわかる
 イラク、北朝鮮をはじめ世界はもちろん、憲法や自衛隊派遣で日本も大きく揺れる今日。ニュース用語は日々の動きを理解するのに欠かせません。ニュースに頻繁に登場する実はどういうものかよく知らないという用語を、事件・できごとと関連づけながら、やさしく解説しています。

毎日中学生新聞編集部
岩波書店


リンクでのフェア

 BKCのリンクスエア1階にあるリンクショップでは、毎月様々なフェアをおこなっています。今月のフェアは、初夏の風の中、サイクリングを楽しむ本を紹介する「自転車を楽しむフェア」、大学生が読んでいる作家の最初に読んでみたい1冊をピックアップしておすすめする「大学生が読んでいる作家フェア」、最近話題の作家の本を紹介する「注目作家フェア」などです。他にもいくつかのフェアがあり、学生がおこなっているフェアもありますので、リンクショップを訪れた際にはぜひ見てくださいね。


 みなさん今月の読書百遍はいかがでしたか? 普段あまり本を読まない人や小説しか読まない人も、これを機に新書を読んでみてくださいね。今、学んでいる分野にとらわれず、興味のある分野をどんどん開拓してみてはいかがでしょうか?

 

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