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食品表示の裏側

 さて、最近いろいろなところで“食の安全"という言葉を耳にしませんか? この特集では生きるのに欠かせない、食にスポットを当ててみました。これを読んで、安心した食生活を手に入れましょう!!

 

食べ物を買うとき

 みなさんは、どんな基準で食べ物を選んでいますか? レジに持って行く前にに、一度裏側をしっかりと読んでみてください。そこには大切な情報がたくさん詰まっています。その情報を読み解くことができれば、安全な食生活に一歩近づくことができます。

 

生鮮食品と加工食品

 私たちが普段よく買う食べ物というと、生鮮食品と加工食品に大きくわけられます。生鮮食品は野菜や肉、魚など、よく「鮮度が命」などといわれる食品です。そして、加工食品は生鮮食品に何らかの調理がなされ、売られているものです。お菓子やインスタント食品などがそれにあたります。また、サプリメントなどの健康食品も加工食品にあたり、私たちの周りには、加工食品があふれています。
今回は加工食品について裏側を探っていこうと思います。

 

食品添加物ってどんなもの?

 よく目にする食品添加物は食べ物をよりおいしく、より美しく、そしてより長持ちするように食品に添加されることが多いです。悪いイメージが先行しがちですが、天然由来のものもあり、こんにゃくや豆腐などは添加物がないと作ることができません。
食品添加物は特に気にして見る方も多いのではないでしょうか?

 

食べ物についている表示って?

「加工食品品質表示基準」に基づいて、加工食品に表示することが義務付けられている項目のことです。普段、何気なく見ているこの表示をもう少し注意深く見てみると、新しいことがわかってくるかもしれません。では、実際に見ていきましょう。

 

原材料名

 原材料(食品添加物以外)に占める重量の割合の多いものから順に記載され、その後ろに食品添加物が原材料に占める重量の多いものから順に記載されています。実際に見てみると意外なものが多く含まれているなんてこともあるかもしれません。

 

原料原産地名

 野菜・肉・魚などの加工品(詳しくはJAS品質表示基準制度)の場合には、主な原材料の原産地を表示(国産の場合も)しなければなりません。この項目は最近特に気になる部分であるかもしれません。

 

賞味期限

 消費期限や賞味期限が記載されています。定められた方法により保存したとき、腐るなどして安全性を欠く恐れがない期限を示すのが「消費期限」、期待される全ての品質(安全性や味・風味など)が保たれる期限を示すのが「賞味期限」です。「消費期限」は過ぎると衛生上の危害を生じる恐れがあるので、必ず期限内に消費しなければなりませんが、「賞味期限」は超えた場合でも、必ずしもすぐに食べられなくなるわけではありません。

 

保存方法

 各食品の特性にしたがって、保存場所や保存温度などが記載されています。正しい保存方法でないと食品の劣化を早めてしまうことがあります。すぐに食べないときはここにも注目!!

 

何に気をつけたらいいの?

 まずは、食品表示を見て各項目を確認します。原材料の項目では、食品添加物が多く使用されているかどうか、また、原料原産地名にも注意して選んだ方がよいでしょう。(食品添加物については次のページでもう少し詳しく説明します。)
 また、保存方法と売られている環境を照らし合わせることも大切です。もし、その商品に適さない環境で保存され販売されていれば、劣化している可能性があるので、買うのを控えた方がよいかもしれません。  そして、内容量と賞味期限を確認しながら期限内に食べきれる量なのかを判断して買うと無駄が少なく節約にもなりますよ。
 買った後は保存方法に書いてあるように保存しましょう。ただし、開封したら早めに食べきること!  万が一、食べてみておかしいな? と感じたら、すぐに食べるのをやめ、製造者などに問い合わせてみてください。

 

食品添加物

食品添加物といわれるものは主に、
・甘味料、苦味料、酸味料…食品に各味をつける
・着色料…食品に色をつける
・香料…食品に香りをつける
・保存料…食品を長持ちするようにする
・増粘安定剤…食品にとろみをつける
・酸化防止剤…食品に含まれる油脂が酸化してしまうのを防ぐ
・漂白剤…食品の色を白くする
・強化剤…食品の栄養成分を強化する
・乳化剤…水と油のような混ざりにくいものが混ざるのを助ける
などの種類に分類されます。
 食品添加物は天然由来のもから人工的に作られたものまで、たくさんの種類があり、一概には言えないのですが、中には体にあまりよくないものも存在します。見慣れないものが含まれていたら、一度調べて見ることも大切です。

 

生協で売っている食べ物は大丈夫なの?

 生協には、販売する食品には細かい基準が規定されています。ですから、生協で売られている食品は安心して口にすることができます。また、食堂では栄養士さんによって栄養価がしっかり計算されたメニューが提供されています。バランスよく選んで食べれば、健康な食生活への大いなる手助けとなります。

 

レシートの見方

 この4月から食堂のレシートの表示が変わったのをみなさんは知っていましたか? 支払いをしたとき、レシートはそのまま捨ててしまいがちですが、捨ててしまう前に少し注目してみましょう。
 食堂で発行されたレシートには価格はもちろんのこと、気になるカロリーや食事のバランスを自分で簡単にチェックできるようなっています。1食の目安は1点を80kcalとして、肉や魚、卵などの赤色食品を2点分、主に野菜などの緑色食品は1点分、ご飯やパン、油などの黄色食品を男性で7点分、女性で4点以上とるとよいとされています。また、タンパク質、カルシウム、塩分がどの程度含まれているかも書かれているので、過剰摂取や不足がないかチェックするのにも役立ちます。

 

これなら……

 大学での食事は食堂を利用すれば、安心できるものが食べられるだけでなく、栄養面に気をつけて選べば、健康的な食事をとることもできそうですね。

 

でも……

 毎食、食堂でご飯を食べるというわけにはいきませんよね? 家でも当然食事を取る機会がたくさんあると思います。そんなときは、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか?

 

安全なものを買うだけじゃダメだ!

 さて、食品の後ろの表示を空位深く見て買えば、安全なものが手に入りそうですが…それだけでいいのでしょうか?

 

健康な体はバランスから

 せっかく安全な食品があっても、同じものばかり食べていては別の面から体を壊してしまいます。食堂のレシートにもあったように、栄養面にも配慮して食品を選ぶ必要があります。特にお菓子などを買うときには栄養が偏りがちになるので気をつけた方がいいでしょう。さまざまな加工食品のうらには食品表示とともに栄養成分表示がついていることがあります。そこにはカロリーやタンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウムなどがどれほど含まれているかが書かれているので、選ぶ際の手助けになります。

 

自炊のススメ


 下宿生のみなさん、自炊してますか? 一人暮らしをする中で自炊は次第に面倒になってしまいがちです。しかし、自炊はとても大切なことです。一部生協マンションでは自炊教室をおこなったり、RUCではShall we cook? のコーナーで手軽に作れるレシピを紹介したりしています。今まで自炊してこなかったあなたも、これを機に自炊にチャレンジしてはどうですか?

 

食生活相談会のお知らせ

BKC
6月13日(金) 11:00~14:00 ユニオンスクエア1F

衣笠キャンパス
6月20日(金) 13:30~17:00 諒友館地下

 

これでバッチリ!!

 ここまで読めば食生活についてもう不安はありません。食生活から健康な体を手に入れてください。
 さらに食生活相談会にも参加して、日ごろの自分の食生活を見直すことができれば完璧ですね。

 

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