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クリスマスに向けて-恋愛小説特集

 幸せな人も、まだ予定がない人もステキな夜を☆

 

キッチン
 唯一の肉親である祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくが…。続編「満月」と、短編「ムーンライト・シャドウ」も収録。三作とも、吉本ばなならしい透明感のある恋愛が、ていねいに描かれている。読んだ後に優しい気持ちになれる、永遠のベスト・セラー小説。

著 書:吉本ばなな
出版社:角川文庫


ライオンハート
 離れた瞬間から会う瞬間を待ち続けている。生まれる前も、死んだあとも――。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。いくつもの時代を必死に生き、時を越え、空間を越え、細胞に刻まれた想いだけを頼りに、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけれど、深く愛し合って――。求め合う二人の感情を精鋭・恩田陸が描く。異色のファンタジーラブストーリー連作集。

著 者:恩田陸
出版社:新潮文庫


放課後の音符
 大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々――。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。

著 書:山田詠美
出版社:新潮文庫


つめたいよるに
 たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。デビュー作「桃子」を含む、現実と幻想の境界を美しく描いた珠玉の21編を収録した待望の短編集。クリスマスを扱った作品も収録されているので、聖夜にぜひ。

著 書:江國香織
出版社:新潮文庫


他にもみんなのオススメは…?

 

『アヒルと鴨のコインロッカー』
 初対面の青年が「本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的はたった1冊の広辞苑!? 清冽な傑作。

著 書:伊坂幸太郎
出版社:創元推理文庫


『永遠の出口』
 誕生日会をめぐる小さな事件。ぐれかかった中学時代。くだけちった初恋。主人公・紀子の九年間を描いた物語。

著 書:森絵都
出版社:集英社文庫


『時をかける少女』
 時間と記憶をめぐる事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。

著 書:筒井康隆
出版社:角川文庫


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