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ナースさんが教える!花粉症!対策講座!

花粉症って?

 花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」もしくは「季節性アレルギー性結膜炎」とも呼ばれ、植物の花粉が原因(アレルゲン)となって、鼻水・くしゃみ・鼻づまり、目の充血やかゆみ、流涙などの症状を捲き起こす、アレルギー性の病気です。原因となる花粉は風媒花粉が主で、日本で重要なものに、春のスギ、ヒノキ、シラカンバなどがあり、秋にはブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの他、春から秋にかけてはイネ科植物があります。その中でも特に世間一般で呼ばれる「花粉症」の原因植物としてあげられるのは、スギ、ヒノキで、この二種は2月下旬ごろから散布しはじめ、花粉散布量がひどい年だと5月ごろまで続きます。
 また、コンタクト着用者の方には目薬が必需品です。コンタクトのレンズに付着した花粉から、目のかゆみがはじまり、その目をこすってしまうことで目に悪影響を及ぼします。花粉症対策として、外にでかける際は、マスクの着用、花粉症用ゴーグルの着用、また帰宅時には外で着いた花粉を十分にはらってから家に入るなどがあります。
 これら花粉症、ないしは喘息合併花粉症に効く飲み物があります。その名も「甜茶」。味は賛否両論ではありますが、ほかのお茶に比べて甘味が強いため、お茶というよりは紅茶感覚で楽しむことができます。また、鼻うがいなども効果的です。どうしても症状が悪化してしまう場合は最寄りの耳鼻科にかけつけることが一番の対処法でしょう。

マメ知識
 花粉症のときにひかえたほうがいい食事が「高タンパク・高脂質」の食事です。近ごろでは、昭和40年以降、食文化の変容が進み高カロリー傾向になってしまった日本の食文化が引きおこしてしまった悲劇が花粉症ではないか、とも言われています。ただ、全くタンパク質をとってはいけないのか、というとそうではありません。いつ何時でもバランスよく食生活を行う、この健康指向こそが真の花粉症対策なのかもしれませんね。

 

花粉症Q&A

Q.今年の花粉の飛散量は多いの?

A.今年の花粉飛散量は少ないと考えられます。花粉の飛散量は昨年の天候に大きく影響されます。前年の夏の気温が高く日照が多いと、成長が促進されるため花粉量が多く、逆に気温が低く日照が少ないと、成長が不良となり花粉量も少なくなります。昨年の夏は、気温は全国的に平年並みとなりましたが、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱く、中国・北陸・東北地方では梅雨明けがないなど、日照時間が全国的に平年より少なくなりました。このため、天候不順が続いた地域を中心に、今年は例年より花粉の量が少なくなることが見込まれます。

Q.花粉が多く飛散する条件は?

A.1日ごとの花粉の飛散量は、その日の天気に大きく影響されます。晴れて気温が高く、空気が乾燥しており、風が強く、雨上がりの翌日などは多く花粉が飛散します。


 

被害者の声

 僕は小学4年生のときに発症したので、花粉症とは長い付き合いです。  僕の場合は、スギとヒノキの花粉に反応してしまうので、2月の上旬から、5月の連休明けくらいまでは、常にマスクを装着しています。
 このおかげで息苦しいは、メガネは曇るはで商売上がったりです。
 おかげで春が大嫌いになりました…笑 理工学部 3回生 Sさん

 

花粉の種類

スギ花粉

 飛散時期としては2月上旬から4月下旬。春先から猛威をふるう花粉症の最大原因の1つです。症状としてはクシャミ、鼻水、鼻づまり、鼻の奥が痒く、目に現れれば涙と、カユミ、そして頭痛等があります。そのため、物事に集中できない、よく眠れないなどの日常生活への影響も大きい病気です。よく花粉が飛散する日は、晴れまたは曇りで風の強い日。気温が10度以上の日。また、湿度が高い灯などが条件として挙げられます。以上の条件が3つ以上揃う日は特に花粉が多く飛散するので特に注意が必要になります。また、飛散は午前中に多いとされています。


ヒノキ花粉

 飛散時期としては3月上旬から5月初旬。桜の時期をはさんでスギ花粉がおさまりをみせ始めた頃合から症状が本番となるのがこのヒノキ花粉の特徴です。また、スギ花粉に反応をしめす人は成分がヒノキ花粉もスギ花粉に似ていることから、ヒノキ花粉にも反応することが多いとされています。症状もスギ花粉とよく似ています。


イネ花粉

 飛散時期としては5月上旬から7月上旬。一概にイネ花粉といってもイネ科の種類により飛散時期は大きく変化し、ここでの飛散時期はもっとも多く飛散するカモガヤ科の飛散時期です。早いものだと2月中旬から飛散し、10月上旬まで飛散するものもあります。


ブタクサ花粉

 飛散時期としては8月上旬から10月下旬。意外と正しく知られていませんが、三大花粉症の1つです。アレルギー性鼻炎や結膜炎のような花粉症によくみられる症状以外にも気管支喘息(ぜんそく)など症状が発展することもあります。


ヨモギ花粉

 飛散時期としては8月上旬から10月下旬。あまり知られてはいないが夏季頃に50センチから1メートルほどに成長し、白い花を咲かせます。そのため花粉が発生し花粉症の原因となります。年齢差により影響を受けますが2割程度がスギ花粉症と重複感染します。


 

対策グッズ

 「花粉 鼻でブロック」という対策グッズが最近人気です。これはクリーム状の製品をぬることで花粉をブロックしてくれる新しいタイプの製品です。においもほとんどないためおすすめです。

これでバッチリだね!!

 

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