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不戦のつどい


不戦のつどいってな~に???

 不戦のつどいの紹介をする前に、みなさんは日々の生活の中で平和について考えたことがありますか? 大学生活を送っていると改まって平和について考える機会はないでしょう。しかし、今の私たちの生活は『平和』の上に成り立っていることを忘れてはなりません。不戦の集いは1953年から毎年欠かさず開かれている『不戦の誓い』を新たにする場です。現在は『平和と民主主義』を教学理念として掲げている立命館大学ですが、戦時中は東京大学・京都大学といった国立大学や早稲田大学・慶応義塾大学などの私立大学と同様に、戦争政策に深く組み込まれていきました。その政策の中で、立命館大学でも学徒出陣を決め、多くの学生が徴兵され、尊い多くの若い命が死への道を歩むことを余儀なくされました。徴兵以外にも、ほとんどすべての学生が勤労動員に行かされ、兵器などの生産・防空壕の建設・建物疎開など、直接戦争の遂行に役立つ勤労奉仕をさせられていました。立命館大学の学生は愛知県の豊川海軍工廠や、舞鶴の舞鶴第三海軍火薬廠をはじめ、現在判明しているだけでも30を超える工場に延べ3000人近い学徒が派遣されていました。戦後、戦没学生記念会が発足し、『戦争中に手が血にまみれていない芸術家』本郷新氏が『わだつみ像』を製作することが決まりました。1953年立命館大学の末川博総長が『わだつみ像』を引き受ける意思を表明し、現在は立命館大学国際平和ミュージアムに置かれています。不戦の集いはこの『わだつみ像』の建立以来欠かさず開かれています。普段の大学生活の中では触れることのない『平和』について学生が考え、改めて『平和』の尊さについて熟考する貴重な機会としても不戦の集いは重要なものです。私たちが何気なく過ごしている日々の大切さに気付くことも重要なことです。不戦のつどいを通じて『平和』について考えてみてはいかがでしょうか。

 

不戦のつどい
BKC 「嵐の中の母子像」前
12月6日(月)12:25~12:55


衣笠キャンパス「わだつみ像」前 (平和ミュージアム内)
12月8日(水)12:25~12:55

興味がある人は参加してみよう!!


生協の活動

 生協学生委員会では、ピースナウという活動に参加しています。ピースナウとは、沖縄や長崎など戦争に関連が深い地域に自ら足を運び、平和について考える集会です。毎年、全国から多くの組合員が参加しています。


学生の声

国際関係学部 2回生 Y  比較的身近な舞鶴。戦争が終わっても、すぐに日本に帰れなかった日本兵たちのことを知っていましたか? 私たちは舞鶴で、引き上げや浮島丸事件について学びました。平和に抽象的で近寄りがたいイメージを思っていた私たちは、まずは事実を知るということを大切に感じました。


文学部 1回生 T  Peace Now! 沖縄では、5日間全国から参加した学生委員と平和について学びました。戦争体験者のお話を聞いたり、戦争の爪あとが残る場所を見たりしました。実際に現地に行くことで、教科書では分からない沖縄戦や、現在の基地問題を知り、貴重な体験となりました。


PEACE JACK

2010年11月28日~12月12日


 立命館大学では11月28日から12月12日までPEACE JACKという平和について考える企画がおこなわれます。生協学生員会では、衣笠キャンパスのB&Sで「歴史認識」「人間の尊厳」「武力衝突」「差別と体格」「エコな生き方」をテーマに平和に関する本を集めた「平和の棚」コーナーを設置し、また、BKCのセントラルアークでおこなわれるパネル展に参加します。平和について考える絶好の機会です。ぜひ、足を運んでみてください。


今後の生協での活動は…

 今後、生協の学食では、平和に関するメニュー(注文してもらったら支払額の一部を募金にあてるなど)を作っていく予定です。また、B&Sでも平和に関する本や、雑誌も扱っていますよ。
 自分一人では、海外に行ってボランティア活動をしたり、大きな寄付をおこなったりはできないかもしれません。しかし、自分の買った物が寄付金の一部になったり、誰かを助ける物の一つになったりすれば素敵ですよね。今後の生協の活動にもご期待ください!!

不戦の誓い
日時:12月6日(月)12時25分-55分
場所:BKC・嵐の前の母子像前

日時:12月8日(水)12時25分-55分
場所:衣笠・わだつみ像前

戦後、立命館は「平和と民主主義」を教学理念として掲げ、立命館憲章に引き継がれています。
その立命館の構成員が、学生を再び戦場に送らない「不戦の誓い」を新たにするため、わだつみ像と嵐の前の母子像前で誓います。

PEACE TOWN 久保田弘信×立命生
日時:12月6日(月)10時-12月11日(土)15時
場所:衣笠・以学館多目的ホール3

日時:12月6日(月)10時-12月9日(木)14時
場所:BKC・セントラルアーク1F

アフガニスタンで取材を続けるジャーナリスト久保田弘信氏と「平和」に関して活動する立命館の学生が大平和展をおこないます。様々な学生の活動を知ることができます。ぜひお越しください。
(立命生作品展示はBKCのみ)

生協平和本企画
日時:11月27日(土)-12月18日(土)
場所:衣笠キャンパス、BKC

生協では「歴史認識」「人間の尊厳」「武力衝突」「差別と格差」「エコな生き方」をテーマに、立命館平和委員会と協力して『平和の棚』コーナーを設置します。ぜひ手にとってご覧下さい。
主催:立命館生活協同組合

久保田弘信講演会
日時:12月7日(火)16時20分-17時50分
場所:BKC:・ラルカディア102 参加:無料

日時:12月10日(金)18時00分-19時30分
場所:衣笠・研心館632  参加:無料

フォトジャーナリスト久保田弘信氏にアフガニスタンの真実や紛争の現実について、本年3月取材で得たアフガニスタンの現地最新情報を踏まえ講演をしていただきます。
主宰:全学自治会平和委員会

PEACE CAMP・公開プレゼン
日時:12月12日(日)10時-
場所:衣笠・以学館4号ホール 参加:無料

Peace campでは参加者にアフガニスタンの『紛争と平和構築』について考えてもらいます。久保田弘信氏や学内講師を招き特別講義を行って頂きます。公開プレゼンでは、peace campで考えた内容を参加者に発表してもらいます。
主宰:全学自治会平和委員会

『しかし それだけではない。加藤周一幽霊と語る』上映と対談
日時:12月4日(土)13時-16時30分
場所:衣笠・以学館2号ホール 参加:無料

加藤周一氏のラストメッセージを追った映画の上映とその製作者である桜井均氏のお話を通じ、戦後の日本を代表する知識人として発言を続けた加藤周一氏の思想と「国際平和ミュージアム」開設に込められた思いを探ります。主催:国際平和ミュージアム後援:不戦のつどい実行委員会他

「わだつみ 不戦の誓い」鼎談
日時:11月28日(日)14時-16時
場所:衣笠・以学館2号ホール 
参加:無料(事前申し込みが必要です)

わだつみ平和文庫・中村克郎氏の長女で医師の中村はるね氏、女優の東ちづる氏を迎え、安齋育郎名誉館長と鼎談を行います。「わだつみ像」に込められた思いを社会的記憶として伝え、平和を創造するための企画とします。
主催:国際平和ミュージアム

「わだつみ不戦の誓い」
期間:11月27日(土)-12月18日(土)
会場:国際平和ミュージアム1階ロビー


「ピース☆コレクションー資料でつづる平和ミュージアムの軌跡」
期間:10月26日(火)-12月18日(土)
会場:国際平和ミュージアム中野記念ホール

戦没学生記念像「わだつみの像」を制作にいたった原資料類を展示します。本学所蔵の「わだつみ像」関係資料も併せて展示します。
主催:国際平和ミュージアム
共催:立命館百年史編纂室

Peace Message
日時:Peace Jack期間中
場所:各イベント開催地

「身近な平和」について皆さんに、考え、メッセージとして発信してもらうイベントです。それぞれの「平和」への思いや、自身の考える「平和」について自由に表現してください!メッセージを書いてくれた人には、図書券や生協食堂で使えるポイント券などを抽選でプレゼント!是非ご参加下さい。

 

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