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古都が舞台のミステリー小説

 RUC5月号の読書百遍は「古都が舞台のミステリー小説」特集です! この特集にした理由は、5月22日はかの有名な小説家、アーサー・コナン・ドイルの誕生日だからです。アーサー・コナン・ドイルといえば、某アニメ番組の主人公の名前の由来にもなったのはご存知の方も多いでしょう。現代の推理小説の生みの親ともいっても過言ではない、アーサー・コナン・ドイルは「シャーロック・ホームズ」シリーズを生み出したことでも知られています。そこで今回はホームズと共に、京都だけでなく、他の古都が舞台のミステリー小説を紹介します。


京都利休伝説殺人事件
 歴史と伝統に裏打ちされ、茶道の心ともいえる京都。その京都で「茶道検定」が開かれる。検定当日、受験者の一人が「あか、ちゃ」と言い残し死亡する。検定を取材し、裏に大きな利権が絡んでいることを知った星井は、事件の真相を探る。
 カメラマンにして美食家、そして名探偵の星井裕が大活躍! 京都の魅力を満載した大好評、名探偵星井裕の事件簿シリーズ。この小説は千利休が確立した茶の道を極めるために起きた殺人事件を描いています。

著者:柏木圭一郎
出版社:双葉文庫

 

京都紫野菓匠の殺人
 カメラマンの星井裕は、雑誌の特集の撮影で京都の老舗和菓子屋「若狭屋・源月」を訪れた。「若狭屋・源月」の主人、島尾源衛門は亡くなったばかりで、店は息子、源太が後を継ぎ、その嫁、加代が実権を握りつつあった。彼女の創作した菓子は、和スイーツコンテストでグランプリに輝くが、その菓子はライバル店である「五条梅林庵」店主、柳浩之の新たに売り出そうとしていたものと瓜二つであった。そして柳が不審な死を遂げた。星井は元妻で京都府警刑事の安西美雪と真相を探るべく捜査に乗りだす。大好評「名探偵、星井裕の事件簿シリーズ」です。

著者:柏木圭一郎
出版社:小学館文庫

 

蛇鏡
 婚約者の広樹と共に帰郷した玲は、かつて姉の綾が結婚を目前にして自殺した蔵で、珍しい蛇の鏡を見つける。その鏡を見つけた日を境に、玲の心の中で何かがだんだんと変わっていく。そして、様々な人間の思惑が絡み合うなか、「みぃさんの祭り」がやってくる…。奈良を舞台にした、人の心の移ろいを描きだすミステリー小説です。

著者:坂井真砂子
出版社:文藝春秋

 

京都・山口殺人事件
 一時帰国したアメリカ・ニューヨーク在住の商社マンが失踪した。父の行方を追いかけて、京都から山口に向かう娘の山川理矢子に襲いかかる殺人事件…。その事件の真相に迫るなか、互いに恋心を抱くようになった新聞記者、田村と理矢子を待ち受ける結末とは…。最後まで見逃せない、長編ミステリー小説です。

著者:山村美沙
出版社:徳間文庫

 

京都嵐電殺人事件
 十津川警部シリーズで有名な作家、西村京太郎の作品であるこの本は、京都を走る路面電車の嵐電を愛する団体の嵐電会が嵐電を使って三つの寺社を巡り、優れた写真を撮った人に賞金を出すというレースの最中に、メンバーのある夫婦が殺害されるという事件が起こり、その翌日には、東京でも事件が起こった。それに十津川警部が挑むというお話です。

著者:西村京太郎
出版社:光文社

 

鎌倉十二神将の誘拐
 京都で女性の全裸殺人と一億円の銀行強盗が起こった。鎌倉では十二神将像の盗難事件が起こった。一見全く関係のないようなこの事件だが、実は意外なところで繋がりが…。
 そのカギは、一枚の高価なテレホンカード。果たしてこのテレホンカードが意味することとは何なのだろうか。この事件にタロットの名手である鎌倉署の二階堂警部夫人の日美子が挑むというお話です。

著者:斎藤栄
出版社:光文社文庫

 

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