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今回はAIOさんを紹介します!

 

AIOって?
 たばこの吸い殻のポイ捨ては世界規模で見ると、大きなゴミ問題を引き起こしています。2008年、世界で約4兆5千億本のたばこがポイ捨てされたという事実もあります。たばこ吸い殻のフィルター部分は、土に還るのに500年という年月が必要です。そのため、側溝に捨てられたたばこの吸い殻は直接海に流れ、海を汚染しています。海洋ゴミで最も多いものは、たばこの吸い殻だという事実もあるのです。このため、近年地方自治体がたばこのポイ捨てを問題視し、路上喫煙禁止などの条例を定めてきています。学生の私が力になれることはないのだろうか。その時に思いついたのがたばこの吸い殻のリサイクルでした。私たちAIOが日本では事例のないたばこの吸い殻のリサイクルを成功させることでゴミを捨てる人の意識を変えてみせます。

 

Input=Output

  それでは、たばこの吸い殻を衣服にする上で必要になってくる工程を説明したいと思います。まず初めに、使用後のたばこの吸い殻の消毒が必要になってきます。この方法なのですが、ここはちょっと企業秘密です!! 立命館大学の理系のある教授に電話で「たばこの吸い殻から服を作りたいので、消毒方法を教えてください!!」と猛アピールしました。ですが、断られてしまいました・・・。その後もさまざまな方に電話をして、なんとかにおいを専門とする教授の方が会ってくれることとなり、私が提案したものに応用を加えてもらいながら、ついに最適な消毒方法を発見することができました。
  次に、消毒したたばこのフィルターから糸を作り出すために、たばこのフィルターを薄く伸ばし、綿状にしなければなりません。この工程では、京都工芸繊維大学の教授の方にご協力いただき工程を進めることができました。
  そこで、某企業の方にお話を伺ったところ、たばこのフィルターの繊維は短くて、太いという特徴がわかりました。そこで、細くて、長い繊維と混ぜて、混紡糸を製作していただくことになりました。さらに、布を編みたてるという点で、別の企業を紹介していただき、天竺編みで仕上げていただきました。日本繊維製品品質技術センターの調査結果の寸法変化率にも柔軟に対処していただきました。縫製はさらに別の工場にお願いしていて、普通はどこの縫製工場も、1?2着の縫製は受け付けてないということでしたが、当団体の思いを理解してくださり、協力してくださいました。また、デザイン面ではフリーで企業からの仕事を請け負っている、2人のデザイナーの方に協力していただいています。


AIOからのメッセージ
 6月22日に正式発表があり、私の「たばこのリサイクル事業」がi believe賞を受賞しました!!  i believeプロジェクトは、「夢・希望・勇気・絆・感動」をテーマに個人や団体から叶えたい「夢」を募集し、多くの共感を得た夢の実現支援をおこなうプロジェクトです。全国各地から集まった約250件の夢を対象に、社会貢献性、感動度合い、実現可能性などさまざまな観点から書類・面接審査を通過し受賞することができました。
  さらに、11月3日に国民文化祭・京都2011にておこなわれる京都きもの連盟さんが主催するファッションショー「619?京都→Kyoto?」にエコ・ビジネス分野から参加させていただくことになりました。開催会場は京都駅烏丸中央口で、18時から20時までとなっています。ぜひお越しください!!
  私たちAIOはこれからも満足することなく、努力してがんばります!!

 

AIOさんのホームページはこちら!! http://aio-ritsumei.jugem.jp/


 

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