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スポーツの秋!! ママチャリで琵琶湖一周しちゃおうぜ大作戦!!

 

 あの蒸し暑くジメジメした夏も過ぎゆき、心地よく生活に適した秋が今年もやってきました。そんな季節の良さを存分に楽しむ企画はないだろうか、そう考えた私たち生協学生委員会はひとつの案を思いつきました。題して、「スポーツの秋!! ママチャリで琵琶湖一周しちゃおうぜ大作戦!!」内容は題名のとおり、涼しい秋風を感じながら日本地図に大きな存在感を放っている琵琶湖(一周約200・)をまさかのママチャリで一周してしまおうというアホな企画です。日ごろの運動不足を解消するため、秋を感じるため、すてきな思い出を残すため。私たちはそんなアホな企画だって大真面目に取り組みます。と、いうことで琵琶湖一周を生協学生委員会のいっかん、がんちゃん、つばさ、おかぴー、ゆーすけの5人が行ってきました。ここではその紹介をさせていただきます。

どんなものが必要?

・カバン・軽食、軽食・タオル
・帽子・日焼け止め・着替え
・地図・懐中電灯・雨具
・パンク修理キット・空気入れ

 荷物はできるだけ最小限にして負担を小さくすることをおすすめします。重たいと地味に疲労が溜まってきました。肩が辛かったです。カバンはカゴに入れても、自分で持っても良いですが背負えるリュックタイプの物が適しているでしょう。軽食はパンなど運転しながらでも口に運べるものが良いでしょう。熱中症対策として、水分はスポーツドリンク、2、3枚のタオル、帽子や日焼け止めが必需品です。予想以上に汗をかくので、日焼け止めはこまめに塗り直す必要があり、着替えのTシャツも3枚程度用意しておくべきかと思います。私は2枚用意しましたが、走り終えた後、着替えがなくて汗だくで帰ることになり、周りの目を気にし続けるハメになりました。なかなか辛かったです。地図はスマートフォンの地図機能が大変便利で、大活躍してくれるのでおすすめです。あとは突然のハプニングのために、夜なら懐中電灯、雨ならカッパやウインドブレーカー、パンクなら修理キットや空気入れを用意すべきです。いざというときなかったら泣きたくなります。

どこからスタート?

  私たちは電車で草津駅まで行き、駅のレンタサイクルで1日300円のママチャリを借りて時計回りに琵琶湖一周を挑戦しました。本当は反時計回りのほうがよいらしいのですが、私たちがそれを知ったのはスタートから1時間後でした。もう、気にしませんでした。

費用と時間はどれくらい?

  費用は京都から滋賀までの交通費、レンタル代300円、休憩の軽食や昼食代。一見リーズナブルに見えますが、休憩の水分補給や自分へのご褒美でかなりお金がとんでいきました。一人5・以上はスポーツドリンクを飲んでいた気がします。お金を気にしないくらい、喉が渇きます。アイスが食べたくなります。なんやかんや5000円近く使いました。
  時間は12時間で終わる人もいれば20時間かかる人もいるらしく、明確な標準時間はありません。私たちは朝の3時20分に草津を出発し、日中自転車をこぎ続け、途中に食事や昼寝をして夜の9時36分に到着しました。かかった時間は約18時間20分。長かったです。なんせ日が昇り、沈むまでの間ずっと自転車にまたがっているのですから。辺りが暗い朝早くや、夜がこぎやすく、ぐんぐん進みました。当日天候が曇りのち雨だったので、お昼もそこまで暑さは感じませんでしたが、晴れだったら誰か倒れていたかもしれないな、と思います。想像しただけでしんどいですから。

どんな感じだった?

  序盤は会話や景色を楽しみながらサイクリングしていました。長い時間、空間や気持ちをみんなで共有するので、必然的に仲間意識や思いやりが生じ、サイクリングする以前よりも仲良くなることができたと思います。これから挑戦しようという人は気になる異性がいたら誘ってみるのもアリかもしれませんね。
  しかし、進めば進むほど疲労も溜まっていきます。みんなが口々に「疲れた」「しんどい」といった言葉をこぼすようになったので、私たちは3回マイナスな言葉を発したら、罰ゲームとして他のメンバーに好きな物おごらされるというルールを決めました。すぐにがんちゃんが罰ゲームになりました。笑えました。自分でも無意識に発してしまうので、みんなヒヤヒヤしていました。
  それから、私たちはNGワードを自然と言わなくなりました。それは疲労が原因でもありますが、だんだんサイクリングが楽しくなってきたというのが大きかったと思います。ヒグラシやツクツクボウシの声が響く自然の中を駆け抜けたり、琵琶湖の綺麗さに感動したり、坂道を叫びながら下ったりと琵琶湖一周を純粋に楽しんでいる私たちがいました。
  途中1kmを越える長さのトンネルを何度か通ったのですが、歩道がとても狭く、猛スピードのトラックが真横を走っていて、とても怖かったです。音も風圧もすごく、圧倒されながらも「よろけたら死ぬ、転んだら後ろのやつらも死ぬ」と自分に言い聞かせ、集中して突き進みました。おそらく、あの時が一番危険で一番疲れた場所だったと思います。あそこにはもう行きたくないです。
  終盤になると「ちょ、もう、琵琶湖いいって」と、代わり映えのない景色に文句を言いながら走る私たちでしたが、ここまでくると、どんなに辛かろうが絶対完走してやるという、自分の意地との戦いでひたすらペダルをこぎ続けていました。
  最後、ゴールの草津駅が近くになると一日のことを振り返りながら進んでいき、一人ひとりが「やってよかった」、「楽しかった」という言葉を口にしながら200・を走り切りました。とても大きな達成感を得て、いい経験となりました。

ハプニング!!

その1・おしりが痛い
長時間ずっとサドルに座り続けるためおしりに尋常じゃない痛みを感じます。対策として、私たちは途中の百円均一でクッションを購入し、少し楽にはなりましたが1枚ではカバーしきれず、あとでもう1枚購入し2枚重ねでなんとか落ち着いたのでした。それほど痛みがひどく、下手したら痔になるんじゃないかとみんな不安がってました。翌日には痛みが引いたので良かったです。

その2・おかぴーがやたら激突
  道路に立っているポールに二度激突したおかぴー。一度目は開始1時間でぶつかり、車輪がガタンガタンいうようになり、二度目は中間あたりでぶつかり、ライトのガラス部分だけが飛び散りました。レンタルの自転車なので修理代が実費のはずでしたがお店のおじさんがこれくらい大丈夫だと言ってくれました。すてきなお店でした。自転車に乗る時はちゃんと前を向いて、集中して運転しようと心に決めた私たちでした。

その3・ゴール目前でパンク
  辺りも暗くなり、あと残り20・でラストスパートをかけようとしていたその時、いっかんの自転車の後輪がゴトンゴトンいいだします。最悪のタイミングでパンクです。誰も修理ができず、方法を携帯電話で調べたり、バケツを近所の人から借りてきたり、空気の穴をみんなで探したりと、協力してなんとか乗り切りました。やっと終わったと思って空気を入れると、もう一つ穴を発見したときは絶望しました。所要時間1時間。
  やはりハプニングというものは付き物のようで、いろいろなものに苦しみ、驚かされたりしたけれど、振り返れば笑えるものばかりで今となっては全部いい思い出です。

それぞれの感想

  琵琶湖の偉大さを知りました。ゴールしたときの達成感は言葉ではあらわせません!! ただ、ママチャリだったのでおしりが裂けそうでした。(がんちゃん)

  いやー辛いより楽しかったです!! 青春!! 大学生!! って感じでした。ずっと先頭突っ走ってみんなを引っ張ってきたけど暴走族に勝てるんじゃないかってくらいの勢いだったと思います。みんな無事ゴールできてよかった!! ありがとう!! (つばさ)

  長かったです。おしりが痛かったです。道路に生えている鉄の棒に注意が必要です。ママチャリが嫌いになりました。次はロードバイクが良いです。(おかぴー)
ただひたすら道を進みながら琵琶湖を見れる喜びはチャレンジしてみないとわかりません。みなさんもぜひ。(ゆーすけ)

  この記事を書かせてもらいました。私の感想は、ここに全部詰まっています。大切なのはやりたいと思ったらやってみること。「やりたい」は「やってよかった」に変わることを知りました。(いっかん)

 

おかぴーがポールに激突。自転車のライトが負傷。


自然を感じるおかぴー。クワガタやアマガエル、カミキリムシがコンビニの駐車場に出現。


琵琶湖が透き通っていてとても綺麗でした。思わず休憩しました。


どんなにこいでも景色も変わらず自分たちも進まない河畔沿い。辛かった。


1km続くトンネルは一周の中間地点。半分まできたからって気が抜けるほど優しい場所ではありませんでした。こわい。


自転車のサドルにはヒモでくくられたクッション。私たちのおしりの救世主です。


雨が降ってきたのでレインコート装着。とても蒸れます。暑かったです。


まさかのゴール目前でパンク。真っ暗の中、懐中電灯を頼りにみんなで協力。


200km完走して自転車屋さんの前で記念撮影。みんないい顔しています。やってよかったです。


 

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