コメント大賞とは、
「あなたは読んだ本についてコメントをしたことがありますか?」という問いに対して、「したことがない。」と答える人が多いと思います。本を読むだけで終えるのではなく、読んだ本についての感想や意見などを伝えてみませんか? あなたのお気に入りの本の魅力を、あなたの言葉にして他の人に伝えてみませんか?今回RUC6月号でコメントの募集をしたところ、多くの作品が寄せられました。コメント大賞の選考は生協学生委員会がおこなっているのですが、どのコメントも読み応えがありました。選考にはだいぶ苦戦しましたが、今回のRUCコメント大賞の金賞・銀賞は次の通りに決まりました。
金賞
ペンネーム ぽっぷさん
「センセイの鞄」
一番心に残った人物 センセイ
読み終えた瞬間、とめどなく涙があふれた。こんな風に終わりやがって、ちくしょー!という悔しさと同時に、不思議と沸き上がるほっこりとしたあたたかい気持ちや初恋の時に味わった切ない気持ち。全部が全部入り混じってきたのだ。何歳になっても初デートのドキドキは変わらない。矛盾に対する妥協と疑念も、サプライズをされた時の喜びも、いくつになっても変わらない。この本の中で私は30代のおばさんにも、60代のおじいさんにもなった。今、いくつになってもドキドキする準備はできている。
筆者:川上弘美
出版社:新潮文庫
銀賞
ペンネーム 月影映さん
「自閉症だったわたしへ」
筆者:ドナ・ウィリアムズ 出版社:新潮文庫
その他多数のご応募いただきありがとうございました。