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生協店舗の食中毒対策

はじめに…

  過ごしやすい春も過ぎ、いよいよ蒸し暑い夏がやってきます! この時期になるといつも話題になる食中毒! 私もついこの間、賞味期限切れのヨーグルトを食べたのですが次の日腹痛が止まず1日を棒に振りました・・・。
  食中毒の主な原因は、飲食物に含まれている有毒・有害な原因物質を摂取することだと言われています。食中毒にかからない為には私たち自身も普段からご飯を食べる前に手を洗ってアルコール消毒をする、賞味期限切れのものは食べない、自炊するときに生ものは加熱する、などの予防が必要になりますが、私たちがよく利用する食堂ではきちんとした食中毒予防がされているのでしょうか? 
  そこで私たちは今回、ユニオンカフェテリアにどのような食中毒予防をしているのか取材に行ってきました! 
食中毒に負けず有意義な夏を迎えましょう!

 

ユニオンスクエア1階

  今回はユニオン1階食堂の管理栄養士の小関さんにお話を伺いました! ユニオン食堂では、厨房に入る前は全員手洗い、アルコール消毒をしていて、調理器具に触れる時もアルコール消毒を徹底しています。また、食堂職員の体調や衛生の管理を職員の日々の衛生意識向上も図っています。また、肉や魚などを調理する際、中にもしっかりと火が通っているか確かめるために中心温度を測る特殊な機械で火が通っているか確認しています! 他にもまだまだあるそうなのですが、代表的な食中毒対策としてはこんな感じだそうです。

 

食中毒の知識

  食中毒ってそもそもどういったことを指すのでしょうか。食中毒とは、食中毒菌と呼ばれる有害または、有毒な病原微生物や化学物質などを含む食べ物や飲み物を人が口から摂取した結果引き起こされる、腹痛、下痢、嘔吐等の急性胃腸炎症状と急性神経麻痺などの疾病の総称です。ここからは食中毒と関係のある賞味期限、消費期限の違いについて説明したいと思います。賞味期限は、定められた方法により保存した場合に関して、品質の保持が十分に可能な期限を示す年月日です。一方、消費期限は定められた方法において保存した場合、安全性を欠くおそれがないと認められる期限を示す年月日です。意外と知ってそうで、だけど説明となると、ちょっと困る。そんなところを書いてみました。ぜひ皆さん参考にしてくださいね。

 

食中毒の菌について

  食中毒菌の形式には大きく分けて二つのタイプがあり、微生物そのものの毒素で症状を引き起こす毒素型と、菌体を取り込み体内で増えることで症状を引き起こす感染型に分けられます。今回は感染型から代表的な食中毒の菌「カンピロバクター」を取り上げます。「カンピロバクター」はニワトリや牛等の家畜、野生動物、ペットなどあらゆる動物が保菌しています。この菌に汚染された食べ物、飲み物を摂取することや、動物との接触によって人に感染します。この菌の症状として、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などがあります。この菌に関しては人の死亡例はなく感染しても一週間で治癒します。食中毒の菌は他にもたくさんあり、こんなところにと、意外なところに付着していたりします。ぜひ調べてみてくださいね。

 

実際の事件とあとがき

  食中毒は暖かくなるにつれ発生しやすくなるため、毎年この時期になると多くの食中毒のニュースが世間をさわがします。一般に食中毒といってもさまざまなケースがあり自然に治癒するケースばかりでなく、症状が重い場合は死にいたったり、後遺症がのこったりするケースもあります。昨年春に起こった焼き肉屋チェーンの集団食中毒の事件では、計94名が食中毒にかかり4名が死亡しました。この事件をきっかけに全国でユッケの販売が規制されたのは記憶に新しいと思います。この件は明らかに会社側の過失による事件でしたが、普段利用する飲食店や家庭など、身近なところに食中毒の危険は潜んでいます。なので、これからの季節に備えて十分な食中毒予防と対策をして食中毒にかからないようにしましょう。

 

皆も食中毒には気をつけよう!!!!

 

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