紫外線に負けないお肌を作るために・・・
紫外線を無防備に浴び続けていると白内障やがん、糖尿病などの生活習慣病の引き金になるだけではなく、シミやシワの原因になるといわれています。それは紫外線によって体内の酸素が「活性酸素」という不安定で攻撃的な酸素に変化し、その「活性酸素」が体内の細胞を酸化(=錆びること)させ、体が老化してしまうからです。
これを予防するには活性酸素を発生させない生活をすると同時に、体内で活性酸素が発生することを予防する抗酸化力のある物質をたくさん取れるような食生活をする必要があります。
抗酸化活性作用の成分には、カロテン、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB2、などのビタミン類や、セレンやポリフェノールなどがあります。これらの成分は、私たちに生まれつき備わっている「酸化防止システム」の働きを促進し、お肌を守ってくれます。
紫外線を浴びやすいこれからの季節には、抗酸化力の高い食べ物を積極的に食べ、活性酸素をやっつけて紫外線に負けないお肌を作りましょう。
そこで今回は紫外線対策の食材を使ったレシピを紹介します。
豚ヒレ肉のホワイトカレーソース
〈材料〉(2人分)
・豚ヒレ肉 … 1口カツ6枚
・たまねぎ … 1/2個
・パプリカ … 1/2個
・バター … 10g
・薄力粉 … 大さじ2
・牛乳 … 200㏄
・固形コンソメ … 1個
・カレー粉 … 小さじ1/2
・塩コショウ … 少々
作り方
アボカドのフレッシュサラダ
〈材料〉(2人分)
・アボカド… 1/2個
・トマト… 1/2個
・グレープフルーツ … 1/2個
・オリーブオイル…小さじ2
・塩コショウ… 少々
・レモン汁… 少々
作り方
完成☆
しらたき入りヘルシーオニオン
スープ〈材料〉(2人分)
・結びしらたき … 10個
・たまねぎ … 1個
・水 … 600
・バター … 10g
・コンソメ … 小さじ4
・チーズ … 2枚
・塩コショウ … 少々
・パセリ … 少々
作り方
完成!
管理栄養士からのコメント
武部 礼子さん
紫外線を浴びると、活性酸素が作られて、シミ・シワの原因になったり、皮膚がんになったりする恐れがあります。日焼けをする前に、栄養をしっかり摂って紫外線のダメージを受けない体づくりを心がけましょう!
ちなみに今回紹介されたサラダに使われているアボカドは、世界一栄養価が高いフルーツということで、ギネスブックにも掲載されました。
紫外線対策になる栄養素は、シンプルな日本食をバランスよく食べればほぼ補えてしまうような栄養素ばかりです。今回紹介されている食材を普段の食生活に取り入れて、体もお肌も健やかに過ごしましょう!
今回使った食材の効果
豚ヒレ肉
豚ヒレ肉に含まれるビタミンB2は、細胞の再生や成長を促進する効果があり、皮膚の新陳代謝を維持する効果があります。また、疲労回復や肥満予防にも効果的な食材です。
たまねぎ
たまねぎに含まれるセレンは抗酸化力のあるミネラルで、ビタミンEの働きを助け、細胞の酸化を予防する効果を持つ。魚介類や穀類に含まれている成分なので、きちんとした食生活をしていれば不足することはありません。
アボカド
非常に栄養価が高い食材で、ビタミンEやCを多く含んでいます。ビタミンEは脂肪酸化を防ぎ、活性酸素を抑制する働きも持っています。ビタミンCは抗酸化力を高めてくれるだけでなく、毛細血管や骨を丈夫にしてくれます。
トマト
トマトにはリコピンという成分が多く含まれています。リコピンは皮膚の免疫機能を高め、シミの素となる酵素の働きを抑えてくれます。がんや動脈硬化などの生活習慣病の予防も期待できます。
グレープフルーツ
グレープフルーツは他の柑橘類に比べるとカロリーが低く、ビタミン類が豊富に含まれている優秀な果物です。活性酸素を抑制し、抗酸化力があるビタミンCを多く含みます。ビタミンCは水溶性なので特に血液中など水分の多い場所で抗酸化力を発揮します。
紫外線対策になる食材
1 活性酸素を抑制し、コラーゲン合成の促進作用があるもの。主にビタミンCを含む食材。
キャベツ ブロッコリー ピーマン いちご オレンジ グレープフルーツ
2 細胞膜が不飽和脂肪酸から過酸化脂質へ変わるのを防ぐもの。主にビタミンEを含む食材。
かぼちゃ うなぎ アーモンド たらこ 大豆
3 活性酸素を抑えるβカロテンや、発がんの抑制、皮膚の免疫・バリア機能を維持する効果を持つビタミンAを含む食材。私達の身近で調理しやすいものだとほうれん草やにんじんなどがおすすめ。
小松菜 大根 人参 春菊 ほうれん草
4 皮膚に強い抗酸化作用を発揮し、皮膚細胞を守ったり、シミの原因であるメラニンを少なくしたりして、シミを防ぐ効果がある食材。
たまご 豚ヒレ肉 はちみつ ねぎ
参考にしてね!!