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夏バテ撃退大作戦

こんな症状要check

  夏と言えば海、花火、BBQ・・・。楽しいイベントが盛りだくさん! しかし! 楽しいだけではないのが夏の厳しいところ。夏に心配なことと言えば「夏バテ」ですよね。夏バテは日常生活に差し障るような重大な症状を伴わないことが多いため、特に対策をたてないまま、過ごしてしまいがちです。でも毎日の生活をちょっと工夫するだけで、あのだるい夏バテは防げるものなのです。暑い夏を元気に過ごすために夏バテについて知りましょう。そして、暑い夏を乗り越えていきましょう。
  夏バテになってしまった場合、自律神経の乱れが出てしまいます。自律神経は全身の機能に影響を及ぼすため、心身ともに不調をきたしてしまいます。夏バテとひとことで言ってもその症状はさまざまです。
  次の項目でチェックして、1つでもあてはまっていれば要注意です。

□ 全身の疲労
□ 体がだるい
□ 無気力になる
□ イライラする
□ 熱っぽい
□ 立ちくらみ、めまい、ふらつき
□ むくみ
□ 食欲不振
□ 下痢、便秘
  他にも日頃から胃腸の弱い人や虚弱体質の人、自律神経の調整機能がうまくいっていない人、神経質で環境の変化に過度に反応してしまう人なども夏バテになりやすい傾向にありますので、特に注意しましょう。

 

夏を乗り切る7つのコツ

  上で述べた通り、「夏バテ」になってしまったら、体がだるくなる、食欲が出ない、下痢や便秘になるなどの症状が現れます。こんなことになってしまっては夏を満喫できない!! 
  せっかくの夏を楽しむためにも「夏バテ」には気を付けたいですね。そこで、この暑い夏を乗り切るための7つのコツを紹介します!

①生活のリズムを一定に
  同じ時間に寝て同じ時間に起きる、決まった時間に食事をとる。
  当たり前のことですが、暑い夏を乗り切るためにはとても大切なこと。夏は疲れやすく、ストレスの溜まりやすい時期です。その日の疲れやストレスは、溜め込まずにその日に改善するよう心がけましょう。

②冷房を上手に使う
  外気温との差を5~6度に設定する。寝る前に寝室をクーラーで冷やし、就寝前に1~2時間のタイマーのセットをするのが良いです。外と室内の温度差が大きいと体調を崩す原因になってしまいます。冷え性の人は靴下を履く、上着を羽織るなどして保温するようにしましょう。また、就寝時の冷房のつけっぱなしも体調を崩す原因に。冷房の使い過ぎには注意が必要です。

③涼しく過ごす工夫
  カーペットのかわりに空気を循環させる籐などの敷物を使う。
  暑く感じる原因の1つに、熱い空気が部屋に溜まっているということがあります。窓とその反対側にある窓や扉を開けることで、空気の通り道ができて涼しく感じられます。また、扇風機で室内の空気を循環させるのも良いでしょう。

④服装にもこだわる
  通気性の良い服を着る、こまめに下着を替える。暑いところにいると、どうしても服の中に熱がこもってしまいます。通気性の良い服を着て少しでも熱を逃がすことができれば、体感温度が下がり、だいぶ涼しく感じられます。

⑤冷たいシャワーより熱いシャワー
  1分ほどの短い時間で良いので、熱めのお湯を浴びると汗腺が開いて涼しく感じられるようになります。

⑥適度な運動を
  朝の涼しい時間帯の散歩やこまめに休憩をとりながら、無理のない範囲での軽い運動。みなさんも経験があるかもしれませんが、心地良い疲れは食欲を増進させ、寝つきも良くなります。

⑦夏野菜を食べよう
  夏野菜は夏の暑い日差しをたっぷり浴びて、栄養価の高いものが多いです。また、キュウリやトマトなどの夏野菜には体温を下げる効果もあるので、積極的に食べましょう。

以上のことを心がけ、夏バテに負けない楽しい夏にしよう!

 

夏バテ防止アイテム

  夏バテを防止するには室内外の温度差をなるべく小さくすることが肝心です。冷房による冷えすぎを予防するために、室内ではなるべく、ひざかけ・カーディガン・腹まきをうまく利用しましょう。冷気は下に溜まるのでひざかけは、足元の保温になり、とても有効なアイテムといえます。
  また、クーラーに頼らずに風鈴・すだれなど日本的な涼をとる工夫が夏バテ対策には効果的です。風鈴の音色には涼しさを感じさせる効果があります。除湿機・遮光カーテンも体感温度を下げることに有効なので、今年の夏はうまく利用してみてください。さらに、扇風機を使うことによって、室内に溜まった熱い空気を循環させることができます。空気が循環すると涼しく感じられるので、夏バテ対策に取り入れてみてください。扇風機を使用する際には冷えすぎないよう、首ふりにしましょう。
  また日傘、帽子など、紫外線対策や日除けアイテムの利用も夏バテ対策になるのでこれらもうまく使っていきましょう。

夏バテに効く食材

  夏バテを防ぐには、環境を整えるだけではなく食べるものにも気を使う必要があります。暑い夏には食欲が落ちて、そうめんや冷やし中華などの冷たくて食べやすいものばかり食べてしまいがちです。しかし、これらを食べているだけでは栄養バランスが炭水化物に偏ってしまい、十分に栄養が摂れていません。夏を乗り切る7つのコツでは夏野菜をおすすめしましたが、ここではエネルギーを作るための食材を紹介します。
  炭水化物はエネルギー源なので一見夏バテ対策に良さそうですが、炭水化物だけを食べているだけではエネルギーに変えることはできません。炭水化物をエネルギーに変えるためには「ビタミンB1」が必要なのです。
  「ビタミンB1」は「汗や尿から排出されてしまう」「ストレスが多いと余計使われる」という特徴があります。そのため、暑い時期は「ビタミンB1」が他の季節の2~3倍消費され、不足しがちになってしまいます。「ビタミンB1」が不足すると炭水化物はエネルギーに変わらず、疲労物質である乳酸となり、夏バテを引き起こします。
  この「ビタミンB1」 を多く含む食材で代表的なものがうなぎです。炭水化物をエネルギーに変えてくれる「ビタミンB1」を多く含むことから、うなぎは夏バテに効くと言われているのです。うなぎ以外にも「ビタミンB1」を多く含む食材はたくさんあります。次のようなものです。

【ビタミンB1を含む食材】
  うなぎ・ぶり・豚肉・レバー・大豆・枝豆・豆腐・玄米・ほうれん草など
【ビタミンB1を助ける栄養素】
  ビタミンB1と一緒に摂取したいのが「アリシン」と呼ばれるものです。ビタミンB1は一定量以上体に吸収しにくいという特徴があります。そのため、たくさんビタミンB1を摂取しても吸収されない場合があるのです。
  そこで、ビタミンB1の吸収を良くし、効果を持続させる効果のある「アリシン」もビタミンB1とあわせて取りましょう。「アリシン」を多く含む食材は次の通りです。
【アリシンを含む食材】
  ニンニク・ニラ・ネギ・玉ネギなど

疲労回復のために
  また、夏は暑いため、体は普段よりも疲れやすくなっています。疲労の原因である体内の乳酸の排出を促すのが「クエン酸」です。「クエン酸は」大抵すっぱいものに含まれています。

【クエン酸を含む食材】
  梅干、酢、ゆず、グレープフルーツ、レモン(柑橘系)など

「ビタミンB1」「アリシン」「クエン酸」これらの栄養素が豊富な食材を摂取して、夏バテに負けずに暑い夏を乗り越えしょう!!

 

夏バテ防止MENU♪♪

  夏バテに効く食材のコーナーで、どのような食材を摂取すれば良いのかということを学びましたね。ここでは、実際にそれらの食材を使ってできる料理について紹介していきたいと思います。
  上記の食材コーナーでも紹介した通り、夏はどうしてもさっぱりした麺類を多く摂取しがちになりますよね。そのような食生活を続けているとビタミン不足になってしまいますが、そんなときにおすすめするメニューはサラダうどんです。のどごしが良くさっぱりとしていて、あまり食欲が湧かないときでも食べやすいだけではなく、簡単に作れてビタミンを含む野菜も摂れる、一石三鳥の料理です。同じくビタミンを多く含む食材である豚肉を使った料理もいろいろありますが、その中でも特におすすめなのが、豚ニラキムチです。ビタミンを含む豚肉とその摂取を助けるアリシンを含むニラのタッグメニューですね。こちらも簡単にできるスタミナ料理なので、良かったら作ってみて下さい。うなぎに関しては、ビタミンB1以外のビタミンも多く含まれていて栄養価が高いため、どんな調理方法でも夏バテに効果ありです。これまでは栄養価を考えたメニューを紹介してきましたが、それ以外に意識するべきことは、冷たい物を食べすぎないことです。冷たい物は内臓を冷やしてしまい、機能を低下させる原因となります。内臓の機能が低下することから食欲がなくなることもあるので、温かいうどんやにゅうめんなどを食べるのも効果的ですよ。
  ところで、みなさんは生協の食堂にも夏バテを防止するメニューがあることを知っていましたか? 毎年期間限定で登場するのですが、今年は、「豆腐チゲ」「豚肉若布ポン酢」「豚肉法蓮草炒め」「夏のさっぱり豚汁」「豚肉キムチ大根煮」「酸辣湯」「豚ニラもやしキムチ」「アボガドロコモコ丼」「キムチビビンバ」「豚肉梅そうめん」の10種類が登場します。これらのメニューを食べるだけでも十分夏バテに効果はあるのですが、さらに栄養バランスも考えたおすすめの組み合わせがあるので、2つ紹介したいと思います。1つ目は、豚肉梅そうめん(336円)、スタミナ豆腐(84円)、モロヘイヤのおひたし(63円)(計483円)です。もう少し安い値段で食べたいという方は、モロヘイヤのおひたしを抜いても十分バランスの良い食事が摂れます。2つ目は、豚肉若布ポン酢(168円)、スライスおくら(63円)、夏のさっぱり豚汁(105円)、ご飯(Sサイズ84円)(計420円)です。これらのメニューは存心館食堂・諒友館食堂・以学館食堂の3食堂で登場するので、ぜひ食堂でこれらのメニューを食べて、暑い夏を乗り切ってくださいね! ちなみにこれらの情報は、立命館生協の管理栄養士である武部さんに教えていただきました。夏バテ気味かもと思った方は、武部さんに相談してみるのも良いかもしれませんね。

 

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