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読書の秋! 拡大版!

 食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、そして読書の秋! ということで今回のBOOK VOXはいつもより拡大してお送りさせていただきます!
 今回は、自己啓発ノンフィクション小説といったジャンルにわけて紹介します。普段から本をよく読む人はいままであまり読んだことのなかったジャンルの本を、あまり本を読んだことのなかった人は自分の興味の持てるジャンルの本を読んでみてはいかがでしょうか。読みやすく、よく読まれているであろうジャンルを大きくとりあげて紹介しましたが後にあるように、これ以外にもたくさんのジャンルの本があります。秋の夜長という言葉がありますが、秋の夜は長くてすごしやすく、集中して本を読むのに向いています。この機会にたくさんの本を読んでみてはいかがでしょうか。本が苦手な人は、映画やドラマ化されているものを読んでみると読みやすいかもしれません。

 

―自己啓発―

あ、あの、靴みがきなんて、何か意味あるんですか?

「夢をかなえるゾウ」
  水野敬也 著(飛鳥新社)

 「自己啓発の本は興味があるが全部読める自信がない」、「どの本から読み始めていいかわからない」などと思っている方におすすめの本です。「夢をかなえるゾウ」は、成功を願うぐうたら主人公とあんみつが好きなゾウの神様ガネーシャが「成功するため」の方法を、漫才を交えたストーリーで深めていくファンタジー小説です。ガネーシャは毎日一つ必ず実行できる課題を出します。その課題は「そんなことして何の意味があるのだろう?」と思うようなことばかりですが、主人公はその課題をクリアしていくなかで新しい世界の見かた、成功する人の価値観を発見していきます。とても読みやすく、いろいろな偉人のことを元にガネーシャを通してわかりやすく書いているのですごくためになります。この本をきっかけに実行することから始めてみませんか?

 

どの生き方をするかの選択権は、あなたが握っています。

「20代にしておきたい17のこと」
  本田健 著(だいわ文庫)

 20代になったばかりの人、これから20代になる方に。あなたは、今どういう状態ですか?退屈している? 自分が嫌い? それとも、ワクワクして、夢を追いかけているでしょうか? 「20代にやっておけばよかった」と後悔したくない方や20代でしかできないワクワクするような毎日が送りたいという方におすすめの一冊です。30代よりも上のあらゆる世代の人に「後悔していることは何か」をインタビューしたものや、「経済的にも社会的にも成功して、いま幸せな人たち」の話を加えたものを17の項目にまとめています。あの「ユダヤ人大富豪の教え」の著者本田健さんの書いた人生の目的とは何か、幸せとは何か、自身の考えを引き出す手助けをしてくれる本です。とても薄く小さい読みやすい本なので分厚い本が苦手の人でも読み切ることができると思います。

 

―ノンフィクション―

人間とは何か?生きるとは何か?

「夜と霧」
  V.E.フランクル 著(みすず書房)

 『夜と霧』は心理学者である著者フランクル自身が第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツによって強制収容所に入れられたときの体験について書かれています。
 ナチス・ドイツの小規模強制収容所での過酷な経験について、フランクルは「心理学の立場から解明」しようとしています。過酷な労働生活、貧しい食・住、劣悪な環境、ナチス親衛隊員や収容所監視兵だけでなく被収容者間での酷い人間関係、そして、「ガス室送り」の恐怖、いつまで続くかわからない収容所生活、このような状況の中で、人は何を心の支えに生きていけるのでしょうか? 彼は、人はいかにして生きていくかを心理学の立場で考え、収容所での生活を通して人はどう変化していくのかをこの本に綴っています。

 

ある多重人格の記憶の数々

「24人のビリー・ミリガン」
  ダニエル・キイス 著(早川書房)

 「1977年、アメリカのオハイオ州で、事件の容疑者としてビリー・ミリガンという青年が逮捕されました。しかしながら、彼には事件の記憶が全く残っていませんでした。彼には、彼を含めて、24人の人格が存在したのです。さらに、24人の人格は性別、性格、国籍、年齢など一つひとつが違うのです。彼に、なぜ24もの人格が生まれたのでしょうか。また、それらの混乱をビリー・ミリガンはどうやって乗り越えていくのでしょうか?」
 1981年、ダニエル・キイスは全米を驚倒させ1992年にこの話が邦訳されて、日本でも空前の「多重人格ブーム」が巻き起こりました。今や、この本は記念すべき作品となっています。

 

―小説―

諦めてない武さんは間に合ってます。

「フリーター、家を買う。」
  有川浩 著(幻冬舎)

 『フリーター、家を買う。』は、ドラマになったことでも有名で有川浩さんの小説の中でも人気の作品の一つです。有川浩さんの作品は、キャラクターがとてもユニークで今回の作品でも、ほかの作品と違う個性的なキャラクターが多数登場しています。
 今回の作品は大学を卒業し、就職した「」が母の病気を知り母のために奮起する。そして母の病気に理解のない父、という物語です。この作品の見どころは、ぐうたらな生活を過ごしてきたフリーターの誠治と、一見自分のことしか頭にない父の誠一が母の病気を知り、それを通して「人」としてどのように成長していくか、というところです。自分がこのままではだめ、どうしたらいいかわからないという人は一度手に取って読んでみてください。この本が背中を押してくれると思います。

 

おまえの頭は天窓が開いている

「宵山万華鏡」
  森見登美彦 著(集英社)

 『宵山万華鏡』はみなさんご存じの祇園祭が舞台の物語で、相も変わらず森見ワールド全開です!! 森見さん独特の世界観はそのままに初めての人も、もちろん森見さんのファンの人も楽しめる作品になっています。
 この作品は、先ほども言いましたが祇園祭が舞台となり、さまざまな登場人物にさまざまな不思議な出来事が起こっていきます。衣笠キャンパスだけでなく、BKCの学生も祇園祭に行ったことがある人は多いのではないでしょうか? 今年の祇園祭は残念ながら終わってしまいましたが、来年の祇園祭は行ったことがある人はもちろんのこと、行ったことがない人もぜひ、この本を読んでから行ってみませんか? 今まで見てきた祇園祭の風景がちょっと違って見えるかもしれませんよ。そしてあなたにも不思議なことが起こるかもしれませんね。

 

他にもこんなジャンルの本が・・・

 今回紹介した以外にも多くのジャンルの本があります。ジャンルの分け方にもさまざまな分け方があり、図書館では、総記、哲学・宗教、歴史・地理、社会科学、自然科学、技術、産業、芸術、言語、文学というように分けられてることが多いです。また、本屋をのぞいてみると実用書や専門書、参考書、日本文学、海外文学、洋書、コミック、ビジネス書などなどたくさんのジャンル、分類の本があります。本から得られるものはたくさんあります。読みやすいものや、今の自分に必要だと思えるもの、いままであまり読んだことのないもの。「読書の秋」というせっかくのこの機会にぜひさまざまなジャンルの本を読んでみてください。きっと何かが得られると思います。

 

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