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店舗情報

2015.07.23

大学生協連教職員委員会主催<平和を守るブックフェア~大学生協戦後70年企画~>

書籍,衣笠キャンパス

<平和をまもるブックフェア>~大学生協戦後70年企画~  主催:大学生協連教職員委員会

日本は戦後70年を迎えました。アジア・太平洋戦争で多くの大学生が死んでいったことを痛切に反省し、教職員は二度と学生たちを戦場に征かせない決意をし、学生たちは学生自治による生協運動を立ち上げました。日本は平和憲法のもと、戦争のない世界をつくることを使命とし、それを誇りとしています。しかし今、国のなかから平和を脅かす動きが急速に台頭しています。大学生協に集う私たちは、平和をまもりぬく決意を新たにし、この読書企画を立てました。平和をまもるための良書はたくさんあります。それは戦前、戦後を通じて、戦争を憎み、平和を尊ぶ人々が多くいるということです。そうした多くの本のなかから、誰でもが手に取りやすく、読みやすい本を数冊選びました。まずは読んでみてください。そして、その感想を友だちに話してください。きっとそこから、自分たちの将来のこと、これからの日本のこと、世界のことへ話が広がっていくことでしょう。大学生協は、書籍事業を通して、大学生が平和をまもるためのサポートをしたいと考えています。

主催:全国大学生協連教職員委員会

発売日2014.10.23
「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」 戦後史の現場で本気で語る二人の言葉に耳を傾けよ。
姜尚中 [BOOKデータベースより]「森さんは場に感応するタイプです」姜尚中のその一言から、戦争や虐殺の傷跡の残る場所を訪ねての対談は始まった。アウシュビッツ、デンクマール、三十八度線―人が存在する限りこの世から戦争はなくならないのか。悪夢にも似た重苦しい旅で、二人は何を感じ何を思い、どんな真理に辿り着いたのか。文庫版のために行われたヒロシマでの対談を収録。さらに本文にも大幅に加筆した決定版。
集英社文庫
734円
9784087465341
発売日2015.4.8
「揺らぐ世界」(中学生からの大学講義4) 世界のいまを見る視点を身につけるには、まずこの本から。
立花隆 他 [BOOKデータベースより]紛争、格差、環境問題...。グローバル化が進んだ世界は、多くの問題を抱えて揺らいでいる。これらの状況を理解する視点は、どうすれば身につくのか?多彩な先生たちが、ヒントを与えてくれる。
ちくまプリマー新書
860円
9784480689344
発売日2015.5.13
「ぼくらの民主主義なんだぜ」 民主主義は根気がいる、時間がかかる。だからこそ、ぼくらのものになる!
高橋源一郎 [BOOKデータベースより]大きい声より小さな声に耳をすませる。震災と原発、特定秘密保護法、若者の就活、ヘイトスピーチ、従軍慰安婦、表現の自由などを取りあげながら、壊れた日本を作り直す、絶望しないための48か条。著者の前人未到の傑作。
朝日新書
780円
9784022736147
発売日1997.6.1
「もの食う人びと」 「国家単位でものを発想してはならない。」生ま身の人間を直視することの大切さを教えてくれる一冊。
辺見庸 [BOOKデータベースより]人は今、何をどう食べているのか、どれほど食えないのか...。飽食の国に苛立ち、異境へと旅立った著者は、噛み、しゃぶる音をたぐり、紛争と飢餓線上の風景に入り込み、ダッカの残飯からチェルノブイリの放射能汚染スープまで、食って、食って、食いまくる。人びととの苛烈な「食」の交わりなしには果たしえなかった、ルポルタージュの豊潤にして劇的な革命。「食」の黙示録。連載時から大反響をよんだ感動の本編に、書き下ろし独白とカラー写真を加えた、新しい名作文庫の誕生。
角川文庫
686円
9784043417018
発売日2006.10.1
「暴力に逆らって書く」(大江健三郎往復書簡) 乱暴な発言が渦巻くいまこそ、世界の知識人の深い思索の言葉を精読しよう。
大江健三郎 [BOOKデータベースより]困難と狂気の時代に、いかに正気の想像力を恢復するか。ノーベル賞作家が世界の知識人たちと交わした往復エッセイ。
朝日文庫
700円
9784022643728
発売日2015.1.31
すべての戦争は自衛意識から始まる~「自分の国は血を流してでも守れ」と叫ぶ人に聞きたい~ この著者は自分で考えている。だから自分の言葉に責任をもっている。
森達也 [BOOKデータベースより]「反日」「国賊」「売国奴」...。いつのまに、こんな言葉が跋扈するようになったのか?加害の歴史から目をそむけ、仮想敵国の脅威と自衛を叫ぶこの国は、再び戦争を選ぶのか。この社会を覆う不安の正体に迫る渾身の論考。
ダイヤモンド社
1600円
9784478029251
発売日2013.10.10
「火垂るの墓」(ジブリの教科書4) 名作アニメ「火垂るの墓」をテキストにして、みんなで語り合おう。
スタジオジブリ [BOOKデータベースより]太平洋戦争末期の神戸。空襲で親を失った14歳と清太と4歳の節子の兄妹はいかに生き、なぜ死なねばならなかったのか。文芸的アニメーションとして世界的に高い評価を得た作品の魅力を、山田洋次監督、與那覇潤、妹尾河童ら豪華執筆陣が語る。名アニメーター近藤喜文のイメージボードほかカラー画も多数収録。
文春文庫
580円
9784168120039
発売日2013.11.8
「火垂るの墓」(シネマ・コミック4) 兄妹のあまりにも悲惨な命の末路。最後まで読み通さずにはいられない。
野坂昭如 [BOOKデータベースより]文春ジブリ文庫に高畑勲監督作品がコミックで初登場!戦争によって両親を失った幼い兄妹がたどる過酷な運命を、リアルかつ繊細な演出により描き出した不朽の名作が文庫コミックに。
文春文庫
1570円
9784168121036
発売日2015.4.16
メッセージ&フォトブック No Nukes ヒロシマ ナガサキ フクシマ 大学生も編集に関わっています。
No Nukes編集部 [BOOKデータベースより]「核なき世界」はきっと来る。知る。考える。そして、伝える。被爆者、被災者、作家、学者、写真家、俳優、、音楽家、アーティスト、学生...みんなの思いが一冊に。広島大学、長崎大学、福島大学の学生と共同編集。
講談社
1500円
9784062193795

<組合員から募る、ブックレビュー>

大学生が読書に割く時間が極めて少なくなっている。大学生協は、組合員とともに読書を推進する活動を展開してきた。大学教員、大学職員、院生、留学生、学部生、生協職員等の学内で生活している組合員が執筆したブックレビューを通じて、戦後70年間の歩みを振り返り、未来を思考する。

http://www.univcoop.or.jp/70years/index.html

同時開催 「戦争と平和を考える小説フェア」「戦後70年を考えるフェア」 実施中

戦争と平和を考える小説は、ペンクラブの皆さんに選書をしていただきました。

新刊案内

緊急出版! ≪8月下旬刊行予定≫ 予約受付中。

『検証 ・ 安保法案 ~どこが憲法違反か~』  長谷部恭男著 有斐閣
ISBN:978-4-461-13192-7  本体予価1300円

安保関連法案のどこが憲法違反にあたるのか?
問題点を検証する。資料として、安保関連法案や声明文も掲載。

編者プロフィール長谷部恭男(はせべ・やすお) 1979年東京大学法学部卒業。学習院大学助教授,東京大学教授等を経て,2014年より早稲田大学教授。本年6月4日の衆議院憲法審査会に自民党推薦の参考人として出席した際,安保関連法案の違憲性を明確に指摘した。

【項目】

●序論
 ......長谷部恭男(早稲田大学教授)

●インタビュー「安保法案のどこに問題があるのか」
 ......木村草太(首都大学東京准教授)

●対談「安保法案が含む憲法上の諸論点」
 ......長谷部恭男・大森政輔(元内閣法制局長官)

●安保関連法案の個別論点
①安保関連法案の論点
  ――「日本の平和と安全」に関する法制を中心に......青井未帆(学習院大学教授)
②安保関連法案の論点
  ――「国際社会の平和と安全」の観点から......柳澤協二(元防衛省防衛研究所長)

●資料
我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案・新旧対照関連表、国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案/国民安保法制懇声明文等