「入学後はじめて書くレポートはどうしたらいいの?」との新入生の悩みに応えるべく、生協学生委員会わくわく研究所の企画で、「レポート・論文の書き方講座」が6/25(木)に開催されました。
講師は、立命館大学卒、現大阪大学人間科学研究科の春日彩花さんです。
春日講師から、レポートの書き方についての講義の後、参加者約20名全員で実際にレポート「テーマ:SNSとわたし」を書いてみました。
そして、2人のレポートをスクリーンで見ながら、よい点の確認と、改善点の指導がありました。
そのあと、ふらっとで販売している「レポート・論文」関係の本の紹介をしました。
ふらっとでは、「レポート・論文コーナー」を設置しました。
新入生をはじめレポートの書き方に悩んでいる学生さんにぜひ参考にしていただきたいと思っています。
大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方(吉田健正著、ナカニシヤ出版)
コンパクトなのに、レポート・論文の書き方や形式、引用文献の示し方だけでなく、わかりやすい文章の書き方、適切な言葉の使い方などについても細かく説明されている。「レポート・論文の書き方」というテーマにふさわしく、無駄のない文章で読みやすい。目次も端的で、知りたいことが探しやすい。いざというときに役立つ本。
論文の教室(戸田山和久、NHK出版)
大学生向けのレポート・論文の書き方講座や授業などで、幅広く活用されている本。レポート・論文の核となる論証のテクニックから、魅せる文章の書き方まで網羅されている。レポートや論文の作成過程を時系列で教えてくれ、じっくりと学習するのに最適。筆者の漫談調で、読み物としても面白い。
レポート・論文の書き方入門(河野哲也、慶応義塾大学出版会)
シンプルに要点をまとめた、レポート・論文の入門書。本書の最大の特徴は、レポートや論文の基本的な書き方を説明するだけでなく、テキスト批評という、「論理的・批判的に思考し議論する力」を養うための練習法を提起している点である。じっくりと着実に、本質的なアカデミック・スキルを伸ばしていきたい人にオススメ。コンパクトで手に取りやすいため、レポートをはじめて書く人の導入としても適している。
新版 大学生のためのレポート・論文術(小笠原喜康、講談社現代新書)
レポートや論文を作成する際にはWordを使用する場合が多く、オンラインで手に入る文献も多い。本書は、Wordをより効率的に活用する方法や、オンラインツールを用いた文献検索の方法、さらにはパワーポイントの作り方など、実際にレポートや資料を作成するために必要なパソコン関連のテクニックを、丁寧に説明したマニュアル本である。レポート・論文を書く際の基本情報も、具体例を用いて、視覚的に過不足無く説明されている。
大学生の文章術 レポート・論文の書き方(川村陶子監修、旺文社)
レポート・論文を書く際の心構えや、文献の検索方法、構成などについて、最低限必要な事柄を簡潔にまとめた本である。現在の大学生の傾向をよくつかみ、やってから後悔する「ありがちなミス」などについても説明されている。装丁が整っており、見やすいつくりになっている。レポート・論文の具体例も多く、大切な点は視覚的に図示され、見直す場合に内容を思い出しやすい。