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BKCブックカフェOB・OG会

10月11日(土)の午後、ブックカフェOB会を開催しました。BKCのブックカフェも早や12年、卒業生の方もりっぱな社会人となって、各分野で活躍されています。
今回は昼下がりから、茶話会で本についていっぱい語って、その後の交流会では近況報告で、ご結婚の報告をされる方などたくさんの驚きと喜びもありました。

最初に行われた茶話会では、ためしにSFを読んでみたいという卒業生にいくつかの本が紹介されました。

ハインラインの『夏への扉』ブラッドベリの『華氏451度』アシモフの『われはロボット』ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』その他もっともっといろいろ盛り上がりました。この時の参加は5名です。

世代はちがっても会えばすぐ親しくなれるのは、本を通じたブックカフェならではです。

一人一冊をすすめあうゲームでは以下の本が紹介されました。

『バーナード・嬢いわく』
本についての感想がいっぱい。作者の趣味もまるわかりで面白い。漫画だけれど読み応え十分。
『生命とは何か』
原子は小さい。でもそれで形作っている生物はなぜ大きいのか。生命の謎に迫る。
『風に舞いあがるビニールシート』
森絵都さんは、とにかく文章がうまい。こんないうまい書き出しの文章を他に知らないと絶賛。
『こころ』
ちゃんととうしで読むべきです。ともかく先生という人間が変わっています。
『帰ってきたヒトラー』
昔のヒトラーはある意味檻に入った状態でとらえていたのが、現代にあらわれたヒトラーには、引き込まれておもわず支持してしまいそうになる、そこに怖さを感じた。
『名人に香車を引いた男』
往年の将棋士、舛田幸三の以上を描いた小説。将棋が身近になります。
『それから』
親の金で生きている高等遊民の30男が、人妻に恋をして、とめられなくなって、おやの庇護も何も失ってしまう。「それから」主人公はどうなるのか気になる。気になる「それから」の前哨戦を描いた作品。
『弱いつながり』
人にとって大切なのは、たまにしか会わないなど、弱いつながりの存在。
そこに新しいワードが生まれる。大切にしよう(ブックカフェOB会もそうだね)
『楡家の人々』
この大作を読んだというだけで充実感を味わえる。
『ローマとパルティア』
ローマとイラン高原にあった遊牧国家パルティアの歴史物語。
読み応えがあります。

上記の中で一番読みたいと思った本と二番目に読みたいと思った本をそれぞれが投票しました。そして選ばれた本が『帰ってきたヒトラー』でした。

最近は毎年BKCでのOB会が開催されています。OB・OG会には在校生も参加して、交流が拡がっています。