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立命館生協 2030Goals

「みんな」でつくり、「みんな」でささえる、「みんな」のための立命館生協

協同組合は、共同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすために自発的に手を結んだ人々の自発的な組織です。つまり、組合員一人ひとりが、自分たちに共通する「願い」や「思い」を「協同」して実現していくことを目的として存在しています。 
「みんな」とは、立命館生協の組合員全てを意味し、立命館に通学または勤務する学園構成員(学生、院生、生徒、教職員、生協職員等)を表しています。立命館生協は協同互助の精神に基づき、組合員一人一票の原則に基づく民主的運営を通じて、「組合員の学園生活の文化的・経済的な状況を改善し、また向上し続けること」を「使命」とします。そのために、立命館生協は組合員一人ひとりの気づきや思いをつむぎ実現していきます。

立命館生協組合員のみなさまへ

立命館生活協同組合
理事長
加國 尚志(文学部教授)

このたび立命館生協では「2030Goals」として、未来へ向けての新たな運動方針を策定することになりました。
2020年以降、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、立命館生協も経営的には苦境に立たされております。
しかし、私たちはこの困難な時期だからこそ、未来へ向けて全組合員の英知を結集し、全組合員の学生生活を支援してくための力強いビジョンを打ち立てることを決意しました。
利潤重視で生活弱者を切り捨てる新自由主義の荒波に逆らい、組合を構成する一人一人の「自律」と「協同」に基づく「自治」により、手をつなぎ力を合わせて健康で安全な「学び」と「成長」の場を作り上げていきましょう。
皆様からの創意に満ちたご意見を心からお待ちしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

立命館生協の経営状況

2020年度、2021年度の2年間はコロナ禍の対策をすすめるも、赤字経営とならざるを得ない状況でした。
2019年以前の利用へ戻ることは無くとも、組合員の生活様式の変化、大学や社会の変化に対応し、「組合員の暮らしの向上」を実現し続けることができる経営状況を維持・発展させていきます。

2020ビジョン成果と課題

2013年5月25日(土)に開催された第87回総代会において、立命館生協の「使命」と「2020年ビジョン」を決定いたしました。到達点と課題となるポイントを整理します。

組合員の「生きる力」を育む立命館生協

大学生活に夢を持ち、仲間をつくり、様々なことに挑戦する場面づくりをすすめてきました。
新入生・受験生対応に限らず、様々な場面で、先輩から後輩へ、また、組合員同士で、つながり、学び合い、たすけあい、成長していける機会を広げます。

一人一人が大切にされる「インクルーシブ」な立命館生協

学生団体や生協管理栄養士等の共同企画として、ヴィーガンフェアーを開催しました。ベジタリアン(国際生)との試食会から、「ベジカレー」の提供が実現しました。
「食」に限らず、より一層多様性が受容される生協運営をすすめます。

学園の自治を支え、地域社会に積極的な役割を果たす立命館生協

事業者として、レジ袋削減や、弁当容器回収活動にとりくみをすすめてきました。
引き続き、脱炭素。脱プラスティック、食ロス削減など課題を、学内団体や、大学地域と協力しながらとりくみます。

客数に対するレジ袋利用枚数の割合

いつの時代においても愛され、期待され続ける立命館生協

コロナ禍は営業時間の縮小もありましたが、皆様のご理解・ご協力をいただきました。
今後は、スマホアプリ決済の導入、店舗リニューアル等、利用しやすい環境づくりと、商品・サービスの充実をすすめ、今まで以上に、組合員のくらしを支え続けます。

2021年学生生活実態調査結果

総合的にみた生協(生協好き・まあ好き=約8割)

立命館生協2030Goals策定にむけた、ご意見をお寄せいただきたいポイント

つながり・交流

組合員どうしのつながりづくりの場となる「立命館生協」

食堂にてJAZZ CLUBによるクリスマス演奏

  • 受験生や新入生の大学生活への不安解消と夢を広げる活動の一つ「入学準備説明会」は引き続き開催を継続発展させます。
  • 学生委員会を中心とした、仲間づくり企画も継続・発展させ、共通の目標を持つ友達づくり、卒業まで続く仲間づくり、就活など先輩から後輩へと経験を語りつぐ「縦」のつなりづくりもすすめます。
  • 生協店舗は、「出会い・交流の場」、「体験の場」、「活動表現の場」。学内団体・サークルと店舗のコラボレーション企画を増やし、学生・院生・留学生・教職員等、キャンパスのみなさんと一緒に企画・運営をすすめます。
  • オンラインツールを活用し、遠隔地にいても、在宅中であっても、利用可能な商品・サービスを増やしていきます。また、組合員と店舗のつながりに限らず、オンライン店舗・SNSを活用し、組合員同士の交流、経験者から後輩へ伝える場面を増やします。
  • 学生同士のたすけあい制度「学生総合共済」への加入者が組合員の75%に達していることを目指します。

学び・成長

組合員の学びと成長を応援する「立命館生協」

組合員が、主体的に学び、行動し、世界中の様々な価値観を持った人と共同で問題解決できるよう世界や地域、社会に出て学びを深め、成長を高めるサポートを行っていきます。

生協主催:シドニーツアーの様子

  • アクティブラーニング・オンライン活用・ICT/AI技術等、大学の学び環境の変化に対応できるよう、大学各部署との協力・連携し、キャリア形成を応援していきます。
  • 組合員がいつでも、どこでも、学びをすすめることができるデバイス・コンテンツ等の総合サポート提案をすすめます。
  • 就職活動や資格取得等、組合員が互いに学びあい、励まし合える場面とつながりづくりをすすめます。

健康・安全

組合員が健康・安全に生活するパートナー「立命館生協」

食生活応援

  • 組合員が「食の知識」を持ち、バランス良く食事をとる習慣が身につくように、ミールシステムの利用、食べ合わせ提案など継続・発展させます。

一人暮らし応援

  • 一人暮らしをはじめる組合員が、「安全で快適に」生活をおくることができる住まい案内事業を強化します。
  • 自炊・洗濯・掃除からはじまり、下宿生同士の仲間づくりなど、下宿生交流会なども組合員の参加ですすめます。

ケガ・病気の前の予防活動

  • 各キャンパス学生委員会では、自転車無料点検など、組合員のみなさんのケガ・病気の前の予防活動をすすめています。
  • 大学保健センター(ヘルスクリニック)等とも協力しながら、心身の健康につながる予防企画をすすめていきます。

もしもの時の「学業継続」を応援しています

  • 立命館生協では、ケガ・病気をされた方へ年間1,000件超える方へ、1億円を超える共済給付金を支給しています。(2020年4月~2021年3月の1年間における、学生総合共済加入者への給付=1,195件、約1億1,195万円)
  • より一層、たすけあいの輪を広げ、学生組合員の「学業継続」を支援します。
  • 大学生協のもう一つのたすけあい=「たすけあい奨学制度」の認知度を高め、ご協力いただける方も、給付できる件数も増やします。

立命館に貢献

立命館学園の魅力アップに貢献する「立命館生協」

大学の魅力の一つ「福利厚生事業」の担い手として役割発揮

  • 食堂事業をはじめ、ショップ運営、学び成長支援事業、健康活動から予防提案、共済給付まで、福利厚生の担い手としてしっかりと役割発揮をしていきます。
  • 組合員の利便性向上をめざし、カード決済からスマホアプリ決済へ対応します。
  • キャンパス再整備との関係からも、店舗改装やリニューアルなど、大学と相談・協力し、組合員の福利厚生の充実をすすめます。

大学の「グローバル教育・研究の深化」においても役割発揮をすすめます

  • 世界の様々な国、地域から、多様な文化背景をもった方がキャンパスへ集い、語り合う場面が増えてきます。食の多様性への対応に限らず、店舗利用の中で、文化・習慣の違いに触れ、学び、交流することを大切にすすめます。
  • 生協は、学生・院生・留学生・教職員等色々な階層の方が同じ組合員として、語り合い、積極提案や実際の運営をすすめていくことができる組織です。今まで以上に、階層を超えて交流をすすめることで、キャンパス独自の魅力発信もすすめます。

社会に貢献

SDGsを支援する「立命館生協」

組合員のみなさんの参加と、地域団体との協力により、持続可能な社会実現のために実践・交流がすすんでいる状態を目指します。

  • マイバック・マイボトルが当たり前、弁当容器のリサイクル活動等、プラスティック削減のとりくみに組合員が積極的に、参画・協力している状態をつくりましょう!
  • 組合員の理解とアイデアで、食品ロス削減のとりくみをすすめます。
  • ヴィーガン・ベジタリアン・ハラル等「食の多様性」に対応し、組合員が安心して食事ができる環境づくりに貢献します。
  • 組合員が「社会的課題」について、学び・考え・交流し・行動できる場面を増やします。

おわりに

立命館生協は食堂や購買で、
「モノ」を販売することが目的ではありません。
組合員のみなさんの参加・参画で、
組合員のみなさんの生活をより良くしていく組織です。
色々な形でご参加ください。

スケジュール

2022年 5月 組合員討議資料配布開始
2022年 7月末 組合員の声 集約1次締切
2022年 夏 中間のまとめ
2023年 5月 総代会「立命館生協 2030Goals」策定

あなたの声をお寄せください

1次締切を7月末と設定させていただき、中間のまとめとしてみなさんに共有いたします。