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web RUC/Ritsumeikan University Coop Canpus Communicatuon Magazine

RUC最新号

このCONTENTSの記事

RUCコメント大賞

秋の夜長にじっくり読みたい長編もの

今月は短編集特集!

読書百遍

古都が舞台のミステリー小説

新たなスタートに読みたい本

プレゼントしたい一冊

~就職成功の素~

映画化・ドラマ化特集

夏休みに一冊!!

村上春樹特集

読書マラソン

新たな自分への本 -メッセージ-

Present for you

読書の秋!

読書の秋

もうすぐ夏休みですね

梅雨の季節がやってきました

抜け出そう!五月病

読書マラソンに参加しよう!

クリスマスに向けて-恋愛小説特集

熱いぞ!!芸人本特集!!

映画、ドラマの原作特集

読書百遍

雨の日は 家でしっとり 詩を読もう

新書を読んでみよう♪

本を読もう!読書マラソンのススメ

立命館大学出身の作家特集◆白川 静◆

立命館大学出身の作家特集◆西尾維新◆

立命館大学出身の作家特集◆水上 勉◆

立命館大学出身の作家特集◆水野 良◆

MAYAの泣ける本

くちぶえ番長

夏の庭窶乃he Friends窶髏€

コミュニケーション力

『キスまでの距離』縲怩ィいしいコーヒーのいれ方(1)縲鰀

プリオン説は本当か?

手紙

ミステリー小説の魅力

ミステリー小説研究会の方のおすすめ本!!(1)

ミステリー小説研究会の方のおすすめ本!!(2)

ミステリー小説研究会の方のおすすめ作家!!(1)

ミステリー小説研究会の方のおすすめ作家!!(2)

新書を読もう!

格差社会

人は見た目が9割

うどんの秘密

セブン-イレブン おでん部会

読書百遍

RUCコメント大賞

コメント大賞とは、
 「あなたは読んだ本についてコメントをしたことがありますか?」という問いに対して、「したことがない。」と答える人が多いと思います。本を読むだけで終えるのではなく、読んだ本についての感想や意見などを伝えてみませんか? あなたのお気に入りの本の魅力を、あなたの言葉にして他の人に伝えてみませんか?今回RUC6月号でコメントの募集をしたところ、多くの作品が寄せられました。コメント大賞の選考は生協学生委員会がおこなっているのですが、どのコメントも読み応えがありました。選考にはだいぶ苦戦しましたが、今回のRUCコメント大賞の金賞・銀賞は次の通りに決まりました。


金賞

ペンネーム ぽっぷさん


「センセイの鞄」
一番心に残った人物 センセイ
 読み終えた瞬間、とめどなく涙があふれた。こんな風に終わりやがって、ちくしょー!という悔しさと同時に、不思議と沸き上がるほっこりとしたあたたかい気持ちや初恋の時に味わった切ない気持ち。全部が全部入り混じってきたのだ。何歳になっても初デートのドキドキは変わらない。矛盾に対する妥協と疑念も、サプライズをされた時の喜びも、いくつになっても変わらない。この本の中で私は30代のおばさんにも、60代のおじいさんにもなった。今、いくつになってもドキドキする準備はできている。

筆者:川上弘美
出版社:新潮文庫

 

銀賞

ペンネーム 月影映さん

「自閉症だったわたしへ」

筆者:ドナ・ウィリアムズ 出版社:新潮文庫


 その他多数のご応募いただきありがとうございました。

 

秋の夜長にじっくり読みたい長編もの

 

秋だ! 読書だ!

 秋も深まり、もうすぐやって来る冬。じっくりと読書に打ち込めるのは今まさにこの晩秋ではないでしょうか。今月は秋の夜長にぴったりの長編ものを2つご紹介します。皆さんにとってお気に入りの2作品となりますように。

 

殺人鬼フジコの衝動
  何とも不穏なタイトルと、この本に付けられた帯に書かれた「あとがきまでが物語です。」のことば。十数人以上を殺害し、こどもたちに恐怖を与えた殺人鬼フジコの記録小説―という形で綴られるサスペンス小説。家族の惨殺現場に出くわし、その後自らの手で同級生を殺してしまうフジコ。ばれなきゃそれは、悪いことじゃない…言い聞かせるように自分を正当化し、殺人鬼へと変貌していく。虐待された子供は、やはり同じように虐待をしてしまうのか。心が闇に巣食われていく様子をこれでもかと描かれたこの小説。後味が悪く読み進めていくうちに後悔を覚えつつも、読まずにはいられない。

出版社:徳間書店
著 者:真梨幸子

 

心が穏やかになる空海の言葉
  少し悩み、虚しくなるのも嗜みと物思いにふける季節になりました。その思いに道標をつけようか。そんな気持ちで読んでみた。優しく、分かり易く、そしてゆっくりと今までの生き方を叱られた気がした。そっと体の向きを前に向けられたような感覚。一言ひとことを噛み締めているうちに、これからは少しでもこの空海という人に近づけるように頑張ろうと軽く決心を自然とさせられた。こんな人が、今までSの先輩や教師に居てくれたなら自分の人生は今とは大きく違っていた。これから良いアドバイスをするために、心の引き出しにしまっておきたい。そんな一冊。

出版社:宝島社
著 者:名取芳彦

 

 

さあ、あなたも読書の世界へ

 

今月は短編集特集!

 

 後期セメスターも始まり、みなさん夏休みボケの解消は進んでいますか? 季節はいつの間にか秋。そんな今月の読書百遍は、一冊でたくさんのお話を読むことができる「短編集」を特集します! なんといっても短編集は一度で二度おいしい。いや、一度で二度、三度、四度もおいしいものです。そして何より、短編集は一話完結で話が短いものが多いので、本を読む習慣がない人でも、お気に入りの話を一つずつ、ゆっくり読むことができるという魅力があります。また、短編集とひとことでいってもミステリー、恋愛、青春、感動ものなどさまざまなジャンルがあるということも忘れてはなりません。「本を読むのが苦手…」という人は、短編集からチャレンジしてみるといいかもれませんね。
  秋といえば、「読書の秋」という言葉をよく耳にしますが、なぜ「読書の秋」といわれるのか知っていますか? 中国の文人である韓愈(かんゆ)という人が、唐の時代に「燈火親しむべし」という詩を残しました。「秋になると涼しさが気持ちよく感じられ、あかり(燈火)になじむようになる」…つまり、秋は読書に一番適した季節であるということを表現したこの言葉が、読書の秋の由来とされています。ちなみに、秋は気温が14度から16度と脳の活動に最適な温度になるため、読書や勉強に没頭しやすい時期となっているそうですよ? みなさん、このチャンスを逃すべからず!

 

儚い羊たちの祝宴
 「インシテミル」の著者、米澤穂信が放つ“最後の一撃”にこだわった短編集。
屋敷で起きた惨劇の翌年から同日に近親者が殺害される丹山家。使用人の秘密の手記から始まるこの物語。その最後の一行にあなたは戦慄を覚えるでしょう―「身内に不幸がありまして」六綱家にそびえ立つ別館、北の館。お屋敷に飾られた一枚の奇妙な絵と北の館に飾られた一枚の絵。あっと驚く最後を読み終えたあなたはその本当の意味に気付くでしょう。「北の館の罪人」辰野家自慢の別荘、飛鶏館で能力を持て余す使用人。そこに突如現れた待望のお客。読んでいくうちに浮かんでくる予想は果たして…―「山荘秘聞」小栗家の一人娘の誕生日に現れた、使用人でありながら唯一信頼できる存在。しかし一つの事件をきっかけにすべては狂い始める。彼女の本心は一体…―「玉野五十鈴の誉れ」廃れたサンルームに置かれた日記。「バベルの会はこうして消滅した」から始まるこの日記を読み進めるうちにわかるバベルの会の存在意義。そしてそのバベルの会を消滅させた原因とは―「儚い羊たちの祝宴」優雅な「バベルの会」をめぐる五つの短編にちりばめられたいくつもの伏線にあなたは気付くことができるでしょうか?

出版社:新潮文庫
著者:米澤穂信

 

淋しい狩人
 東京の下町の小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするごくありふれたこの古書店を舞台に、本にまつわる哀しい人間模様を描いた連作短編集。
  失踪した姉の残した「歯と爪」という言葉が結婚式の引き出物の本すべてに落書きされていた。果たして一体―「六月は名ばかりの月」急逝した父の本棚にあった302冊にも及ぶ同じ自費出版の本。押し入れに隠された謎の12万円。平凡な人生を送ったはずの父は、非日常的な計画を実行していたのか―「黙って逝った」電車の網棚に忘れられていた小説。しおり代わりに挟まれた名刺。小説の一節に感動したことから、名刺の人物を訪ねることにした―「歪んだ鏡」ミステリー作家の未完の著作、淋しい狩人。小説通りに殺人を犯し、謎解きをすることで小説を完成させるという人物が現れ、現実に連続殺人事件が繰り広げられる―「淋しい狩人」他2編を含めた六つの短編が読むことができます。どれもが、イワさんと稔という魅力的なキャラクターのおかげでさくさくと読み進めることができます。著者の別作品を彷彿させるものもあり、著者のファンで未読の方にもおすすめです。

出版社:新潮文庫
著者:宮部みゆき

 

午後の恐竜
 まるで予言のようだと思った。星新一が放つショート・ショートはどれを読んでも、予言のように思える。もしかしたら彼には見えていたのかもしれない。私たち人類が歩む未来と、そしてその未来が作られてきた過去が…。
ショート・ショート。それは「短編集より短い短編集」。どの話も原稿用紙10枚以内に収められる短い物語だ。星新一の描く物語は、どれもゾッとするような快感を味わえるものばかりだ。
  表題作となっている「午後の恐竜」。いつもどおりの日曜日の午後、全世界に恐竜の蜃気楼のようなものが現れた。姿かたちは見えるのに、誰も触れることはできず、害はない。人類は不思議に思いながらも、害はないのだとそれを楽しんでいた。しかし、その裏に隠された衝撃の事実…、時が進むにつれ、進化していく蜃気楼の恐竜たち。話の結末では、言葉にできない切なさと、絶望感のような驚きが胸を打つ。

出版社:新潮文庫
著者:星新一

 

お気に入りの短編、あなたも見つけてみませんか?

 

読書百遍

 

「水の未来~世界の川が干上がるとき あるいは人類最大の環境問題」
 現代の環境問題イコール地球温暖化として、温暖化の危機がしきりに説かれていますが、それに劣らぬ環境の危機が進行しています。人類にとって最も深刻、かつ緊急の環境問題とは、河川や地下水が干上がることで生じる水不足です。地球が水の惑星といっても、人間に不可欠は真水の水源は危機の中にあります。世界中で起きている水の危機の現状とそれに伴う原因を追究します。現在私たちは快適な暮らしを送るために年間約2千トンもの水を消費しています。この本は水の環境問題を意識させられる本です。

出版社:日経BP社
著者:フレッドピアス
訳:沖大幹

 

「見えない巨大水脈 地下水の科学」
 地球には海があり、一見、水は有限に使用可能という錯覚に陥ります。しかし、地球上の水のほとんどは海水です。人類が使用可能な淡水は、大部分が私たちの足もとを流れている地下水であり、それは地球上全体で0.66%に過ぎません。私生活では気づきませんが、人類は1%にも満たない地下水に依存して生きていることが現状です。過剰な汲み上げによる枯渇、人間活動による汚染など様々な問題が起きている中、私たち一人ひとりが地下水利用を見直し、自発的にこれからの水利用について取り組まなければならないと考えさせられる本です。

出版社:講談社
著者:井田徹治

 

老人と海
 ヘミングウェイの代表的な小説であるこの作品の名前だけは聞いたことがあるが、どのような作品か知らないという人が大勢いるかと思います。この作品は、カジキと闘う孤独な老人の漁師のサンチャゴの話で、闘いの末にカジキをつかまえるものの、港に戻るまでの間に、サメに食べられてしまうというお話です。映画化もされたことのある、この有名な作品を一度読んでみてはいかがでしょうか?

出版社:新潮文庫
著者:ヘミングウェイ

 

DIVE!!
 この作品は、飛び込みを題材として書かれたスポ根青春小説で、第52回小学館児童出版文化賞を受賞した作品の文庫版です。これは、主人公の坂井知季、沖津飛沫、冨士谷要一たちが彼らの所属するダイビングクラブの存続のためにオリンピックの日本代表選手を目指し、日々過酷な練習をおこなっていくという物語です。様々なスポ根小説がありますが、その中でも珍しいと思われる飛び込みという種目について書かれてあるこの作品を読んでみてはいかがでしょうか?

出版社:角川文庫
著者:森絵都

 

イン・ザ・プール
 伊良部総合病院の神経科、精神科医である伊良部一郎。彼は、色白、肥満、マザコン。患者よりも無邪気な精神科医。ここの病院に訪れる患者は、プール依存症、陰茎強直症、妄想壁、と普通の人とは違った悩みを持っています。伊良部は、病院に訪れる患者を治療していくのですが、それは本当に治療なのか。ただのバカなのか。現在は、ドラマ化され映画化も予定されています。短編集になっているので、とても読みやすい一冊です。

出版社:文藝春愁
著者:奥田英朗

 

空中ブランコ
 『イン・ザ・プール』の続編。この本は、一作目同様に四つの作品の短編集になっています。またまた、様々な悩みを抱えた患者が伊良部のもとへ。今度は、サーカスの団員や、野球選手…相変わらず伊良部は暴走してばかり。この医者は、本当に治療する気があるのか!?と、思わずつっこみたくなるような笑える一冊です。この本は、直木賞を受賞していてとても楽しい作品です。

出版社:文藝春愁
著者:奥田英朗

 

霧のむこうのふしぎ町
 夏休み、主人公リナは、お父さんの知り合いがいるという「霧の谷」で過ごすことに。向かう途中に傘が風で飛ばされ、追いかけている内に、ふしぎな町にやってきます。リナが初めて出会ったのは、とてもいじわるで口の悪いおばあさんでした。“自分の食いぶちは自分で働いて稼げ”と言われ、この町で色々なお店のお手伝いをしながら過ごすリナ。働き先では不思議なできごとや事件が起こっていく、というファンタジーです。まったりしたい時におすすめの一冊。この本は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の原作となった作品です。

出版社:講談社
著者:柏葉幸子

 

最後の息子
 「最後の息子」「Water」「破片」の三つのお話が入っている短編集です。ここで紹介するのは、三作目の「Water」。主人公は長崎の高校水泳部のキャプテン凌雲。幼い頃からいつも一緒に過ごしてきた凌雲と敬一郎。高校生活最後の県大会に向けて部活動に明け暮れる日々を過ごします。しかし、二人の間に微妙な空気が流れ始めていて…? 物語のラストは、まるで映画のように描かれており、ただのハッピーエンドでは終わりません。吉田修一が自身の青春を投影し、芥川賞も受賞した明るく爽やかな青春小説です。

出版社:文集文庫
著者:吉田修一

 

水のまなざし
 この本は、ピアニスト・エッセイとして知られる著者の初めての小説です。音大の付属高校に入りプロのピアニストを志す真琴。ピアノから聞こえてくる声と一緒に歌っている内に声が出なくなってしまう。その原因がどこにあるのか、その声とは一体なんなのか…。厳しいピアニストの競争から脱落し、目的を見失った真琴を、祖母を始めとする「水生」の村の人々が温かく迎えて、田舎の生活は真琴の心を癒し、真琴は自分の心の過去と向き合っていくことになります。専門用語が少し多いですが、音楽と本が好きな方におすすめの一冊です。

出版社:文藝春愁
著者:青柳いづみこ

 

雨恋
 ヒロインは幽霊。引っ越してきた部屋には幽霊が住んでいた。彼女は自分を殺した犯人を見つけてほしいという。雨の日だけ現れ、脚しか見えない幽霊、千波。彼女の死の真実を解き明かすために、奔走する渉。少しずつ見えてくる真実と共に、千波の姿もどんどんはっきりしていきます。調査が進む中で二人の間には恋心が芽生え、すべてが明らかになった時…。ミステリーとほのぼのとした恋愛、両方が楽しめる一冊です。

出版社;新潮文庫
著者:松尾由美

 

 

古都が舞台のミステリー小説

 RUC5月号の読書百遍は「古都が舞台のミステリー小説」特集です! この特集にした理由は、5月22日はかの有名な小説家、アーサー・コナン・ドイルの誕生日だからです。アーサー・コナン・ドイルといえば、某アニメ番組の主人公の名前の由来にもなったのはご存知の方も多いでしょう。現代の推理小説の生みの親ともいっても過言ではない、アーサー・コナン・ドイルは「シャーロック・ホームズ」シリーズを生み出したことでも知られています。そこで今回はホームズと共に、京都だけでなく、他の古都が舞台のミステリー小説を紹介します。


京都利休伝説殺人事件
 歴史と伝統に裏打ちされ、茶道の心ともいえる京都。その京都で「茶道検定」が開かれる。検定当日、受験者の一人が「あか、ちゃ」と言い残し死亡する。検定を取材し、裏に大きな利権が絡んでいることを知った星井は、事件の真相を探る。
 カメラマンにして美食家、そして名探偵の星井裕が大活躍! 京都の魅力を満載した大好評、名探偵星井裕の事件簿シリーズ。この小説は千利休が確立した茶の道を極めるために起きた殺人事件を描いています。

著者:柏木圭一郎
出版社:双葉文庫

 

京都紫野菓匠の殺人
 カメラマンの星井裕は、雑誌の特集の撮影で京都の老舗和菓子屋「若狭屋・源月」を訪れた。「若狭屋・源月」の主人、島尾源衛門は亡くなったばかりで、店は息子、源太が後を継ぎ、その嫁、加代が実権を握りつつあった。彼女の創作した菓子は、和スイーツコンテストでグランプリに輝くが、その菓子はライバル店である「五条梅林庵」店主、柳浩之の新たに売り出そうとしていたものと瓜二つであった。そして柳が不審な死を遂げた。星井は元妻で京都府警刑事の安西美雪と真相を探るべく捜査に乗りだす。大好評「名探偵、星井裕の事件簿シリーズ」です。

著者:柏木圭一郎
出版社:小学館文庫

 

蛇鏡
 婚約者の広樹と共に帰郷した玲は、かつて姉の綾が結婚を目前にして自殺した蔵で、珍しい蛇の鏡を見つける。その鏡を見つけた日を境に、玲の心の中で何かがだんだんと変わっていく。そして、様々な人間の思惑が絡み合うなか、「みぃさんの祭り」がやってくる…。奈良を舞台にした、人の心の移ろいを描きだすミステリー小説です。

著者:坂井真砂子
出版社:文藝春秋

 

京都・山口殺人事件
 一時帰国したアメリカ・ニューヨーク在住の商社マンが失踪した。父の行方を追いかけて、京都から山口に向かう娘の山川理矢子に襲いかかる殺人事件…。その事件の真相に迫るなか、互いに恋心を抱くようになった新聞記者、田村と理矢子を待ち受ける結末とは…。最後まで見逃せない、長編ミステリー小説です。

著者:山村美沙
出版社:徳間文庫

 

京都嵐電殺人事件
 十津川警部シリーズで有名な作家、西村京太郎の作品であるこの本は、京都を走る路面電車の嵐電を愛する団体の嵐電会が嵐電を使って三つの寺社を巡り、優れた写真を撮った人に賞金を出すというレースの最中に、メンバーのある夫婦が殺害されるという事件が起こり、その翌日には、東京でも事件が起こった。それに十津川警部が挑むというお話です。

著者:西村京太郎
出版社:光文社

 

鎌倉十二神将の誘拐
 京都で女性の全裸殺人と一億円の銀行強盗が起こった。鎌倉では十二神将像の盗難事件が起こった。一見全く関係のないようなこの事件だが、実は意外なところで繋がりが…。
 そのカギは、一枚の高価なテレホンカード。果たしてこのテレホンカードが意味することとは何なのだろうか。この事件にタロットの名手である鎌倉署の二階堂警部夫人の日美子が挑むというお話です。

著者:斎藤栄
出版社:光文社文庫

 

新たなスタートに読みたい本

 今回は4月に新たな気分で読みたい本を紹介します。新シーズンをより良いスタートにするために素敵な一冊を読みましょう!


竹中教授の14歳からの経済学
 この本は、小泉元総理大臣の側近の竹中平蔵氏が、経済を独特な文章でとても分かりやすく説明しています。タイトルを見たら読むのは恥ずかしいかもしれませんが、新たなスタートに経済書を読み始めるにはこの一冊がピッタリです。たった千円ぐらいの本に筆者の知識や思いが詰まっていると考えれば、この本を一冊買うのも高くないのではないでしょうか。

作者:竹中平蔵
出版社:東京書籍

 

新版 大学生の学習テクニック
 この本は、大学生が大学で学ぶ際の基本的な技術や考え方を解説したものになっています。上手な手抜き方法や短時間での効率的な勉強方法、卒業論文の書き方などが分かりやすく書かれています。また、レポートで必ず使う知識の正しい使い方なども載っています。大学生活の為になる情報満載ですので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

作者:森 靖雄
出版社:大月書店

 

20代これだけはやっておきたい50のポイント
 長い人生にはその時にしかできないことがあります。20代はスポーツでいえば基礎体力をつける時です。この本では、その基礎を作るための実践法の内50項目が載っています。「幸せノートと失敗ノートを作る」「腰が引けた言葉は口にしない」といった10年後に夢が叶うヒントが満載です。

作者:本田有明
出版社:PHP研究所

 

夢をかなえるゾウ
 「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで。」そう言って、夢を失くしたサラリーマン(僕)の前に現れた関西弁を喋るゾウのガネーシャ。「変わりたい」と泣いて訴える僕に、ガネーシャは毎日一つずつ課題を与える。最初の課題は「靴をみがく」。
 そんな課題に隠される意味とは、そして僕は変わることができるのか。

作者:水野敬也
出版社:飛鳥新社


存心館B&S


 存心館の地下にあるB&Sでは、教科書はもちろんのこと、雑誌や漫画も取り扱っています。雑誌の定期購読も可能ですよ。組合員証提示で10%割引してくれるので、どんどん利用しましょう!


リンクショップ


 リンクスクエア一階には食堂とリンクショップがあります。ショップには、雑誌や副教材の教科書など多くの種類の書籍が揃っています。その他に、講義で必要になる電子辞書などもここで購入することができます。

 

プレゼントしたい一冊

 早いものでもう12月になりました。12月にある大きなイベントといえばクリスマスですね。クリスマスといえばサンタクロースからのプレゼントがあります。そこで、あなたもサンタクロースのようにプレゼントをしてみてはいかがですか? ここでは、誰かにプレゼントしたいと思うような本をいくつか紹介します。


ベッキーの心のとびら
 タレントのベッキーが出した本、「心のとびら」。笑顔が素敵なベッキーの写真はもちろん、ベッキーが思う言葉がたくさん載せられています。ベッキーがいつも大切にしている言葉ということもあって、良いことが書かれています。ベッキー好きにはもちろん、興味がない人にもプレゼントしたい本として使えます。疲れた時、笑顔になりたい時、人は誰でもそんな時があると思います。この本はそんな人におすすめ! 周りにいる友だちで、疲れていたり、仕事を頑張っていたり、笑顔が最近少ないなぁーって人がいるならぜひプレゼントしたい一冊!

著者:ベッキー
出版社:幻冬舎

 

ぶらんこ乗り
 ぶらんこは揺れる。あっちの世界とこっちの世界を、ゆらりゆらりと揺れ動く。…それでも、あの子は必死に繋ぎとめていた。大好きな家族と、守るべき人のために。ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意なわたしの弟。天使みたいだった少年が残したノートには、痛いほどの真実が記されていた。人間はみんな、それぞれ何かを抱えて生きている。痛みも不安も悲しみも、誰かがいるから耐えられる。この本を読むと、心がキュッとしめつけられて、なんだか家族に会いたくなる。普段、素直になれないあなたへ。あなたの大切な家族は、どんな人ですか?

著者:いしいしんじ
出版社:新潮社

 

植物図鑑
 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。しつけのできた良い子です」ある日道端に“落ちていた”樹(いつき)。それを“拾った”さやか。突然すぎる出会い、そしてなぜか、そこから二人の共同生活が始まる。第一回ブクログ大賞、小説部門第一位! どこか温かみがある二人のラブストーリー。

著者:有川浩
出版社:角川書店

 

ブルーデイブック―誰でも落ち込む日がある。
 動物たちの写真とユニークなメッセージで心を癒してくれるし、元気を与えてくれる一冊です。誰でも落ち込む日がある。どう生きるべきか思い悩む時がある。でも、その先を曲がれば素敵な出会いが待っているかもしれない。ひるまずに思い切ってやってみよう。きっと元気になれるから! 本書は全米でベストセラーで、愉快な動物写真と心温まるメッセージを組み合わせたユニークな写真集です。落ち込んだ時に読めば、間違いなく元気になれます! ページをめくる内に、思わず口元がゆるむでしょう。

著者:ブラッドリー・トレバー グリーヴ
出版社:竹書房

 

阪急電車
 わたしには大切な人がいます。家族、友人、恩師…、それらの大切な人と出会った場所に、いつも走っている電車がありました。チョコレート色の車体に、深緑色の座席。関西圏では大きな私鉄グループとなる阪急電車。さまざまな人を乗せ、さまざまな想いを詰めて走る電車で織り成される数々の物語。ありふれた日常が、こんなにも柔らかく愛おしいとは。何でもない日常をキラキラさせたいあなたへ、プレゼントしたい一冊です。

著者:有川浩
出版社:幻冬舎

 

カフーを待ちわびて
 沖縄のとある小島で小さな雑貨屋を営む青年、明生(あきお)。「嫁に来ないか、幸せにします。」冗談のつもりで書いた絵馬に返事が届き、そして幸(さち)が明生のもとを訪れる。そこで始まる明生と幸、そして明生の幼い頃からの飼い犬であるカフーとの暮らし。その先に待ち受ける運命は…。2006年、第一回日本ラブストーリー大賞を受賞!

著者:原田マハ
出版社:宝島社

 

☆豆知識☆ サンタクロースはいます。グリーンランド国際サンタクロース協会が認定した人が公認サンタクロースとして活動します。現在サンタクロースは、世界中に180人くらいいるらしいですよ。

 

~就職成功の素~

もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッガーの『マネジメント』を読んだら

 この本は、題名のとおり高校野球部の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』本を読んで、野球部をマネジメントしていくというビジネス小説です。マネジメントを経済だけに考えずに、スポーツに活用するといった面白い発想の本です。マネジメントとは何なのかが分かりやすく書かれています。そして、どのように野球に活かし、他の分野にはどう活かせるのかを楽しみながら読める本です。この本を読むことにより、あなたの将来が変わるかも!? ぜひ一度読んでみてください。

著者:岩崎夏海
出版社:ダイヤモンド社

 

就活難民にならないための大学生活30のルール
 ますます激化する就職活動、内定の決め手となるのは「大学名」でも「偏差値」でもありません。大学生活4年間をどんな仲間と過ごし、どんなことをやり遂げたかが問われています。就職活動だけを頑張っても意味がありません。本当に充実した大学生活を手に入れるためのヒントが書かれています。人事担当者の話や人気企業に内定した学生の大学生活レポートなどが載った、就職活動する人必見の本です。これから就職活動する人や将来就職活動をする学生はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

著者:常見陽平
出版社:主婦の友社

 

カーネギー心を動かす話し方
 就職活動に欠かせないものとしては粘り強さ、溢れ出るバイタリティー、積極性いろいろ考えられます。しかし、それらを持っていることはもちろんですが、いかに面接時にうまくアピールできるかがポイントになると思います。その時に欠かせないものがスピーチ力。累計1500万部を売り上げた『人を動かす』の著者カーネギーが効果的に話すための基本、意思伝達の技などをわかりやすく解説した一作となっています。

著者:D・カーネギー
出版社:ダイヤモンド社

 

就職活動は自分を売り込む商談だ
 副題はなんと「オヤジを超えろ!」。驚きはその副題だけではなく内容にも。就職情報誌編集長など、就活ビジネスを長く手掛けた著者が学生の疑問に答える形でつづられ「『履歴書』『エントリーシート』は自分の商品カタログと認識せよ」「立派な話を探そうとするから『セールスポイントは』と聞かれた時に答えられないのだ」などなど。率直な言葉の一つひとつが就活に悩む大学生を勇気付けること間違いなしの一作となっています。

著者:黒住皓彦
出版社:ダイヤモンド社

 

伝える力
 この本の著者は、最近さまざまなメディアで有名になっている池上彰さんで、文章もとても読みやすいものになっています。また、この本に書かれていることは、副題にもなっている『話す』『書く』『聞く』といった将来必ず必要になってくる力についてです。簡単に読んでみると、そんなこと知ってるよ。と、思うことばかりかもしれませんが、読むことによってそのことの本質が分かり、自分の考え方を見直しさせてくれます。なので、騙されたと思って一度じっくりと読んでみてください。

著者:池上彰
出版社:PHP研究所

 

大学生のためのキャリア講義 就活本を読む前に
 就活で絶対に必要になる、"自己分析"の根っこの部分を講義形式(実際の講義を紙におこした)で丁寧に教えてくれる良書。要するに、会社が見ていることは二つ。
・今までどんな成長をし、その経験がこれからの成長意志を裏付けているか
・うちの職場で机を付き合わせる仲間としてGoodか
 さまざまな情報に惑わされがちな就活の中で、当たり前で本質的なことを真摯に教えてくれ、雑多なハウツー法から助けてくれた素直に良い本です。

著者:山本直人
出版社:インデックス・コミュニケーションズ

 

就職成功へGO!!

 

映画化・ドラマ化特集

最近話題の映画やドラマ、原作は小説! なんてよくあることですね。ということで、今月号の読書百遍では「映画化・ドラマ化特集」です。
映画化・ドラマ化されているということは、原作の作品としての価値が認められているということにもなると思います。原作と映画やドラマの違い、それぞれの色を感じてみることなど新たな読書の楽しみを見つけてみてください。

 

カラフル
 天使によると「ぼく」は生前に過ちを犯して死んだ。しかし、幸運にも天使業界の抽選に当たり再挑戦のチャンスを得た。そのチャンスとは、自殺をはかった少年「小林真」の体を一定期間借りて、自分の罪を思い出す修行だった。天使のガイドを受けながら真として過ごす。その内に、「ぼく」のなかにある小林家の今まで知らなかったところが見え、少しずつ小林家のイメージが変わっていく。この作品は、直木賞を作家の森絵都さんの本でユーモアも含まれていて、温かい気持ちにもなれる作品なのでぜひ読んでみてください。

出版:角川文庫
著者:森絵都

 

恋空
 この本は主人公、美嘉がさまざまなトラブルに巻き込まれていく実話をもとにした恋愛小説です。美嘉が高校に入学し、ヒロと出会い付き合うことに…。しかし付き合って半年後、ヒロが美嘉に対して突然の別れを告げる。はたしてその真相とは!? そして“恋空"の意味とは!? 意外な展開が繰り広げられている恋空。ぜひどうぞ!

出版:スターツ出版
著者:美嘉

 

君に届け
 この本は、漫画が原作の高校1年生の主人公、爽子の物語です。超陰気な見た目のせいでクラスでは浮いた存在であり、そんな爽子を気にかけてくれるクラスの人気者、風早くんとひとクセある友だちとの物語。風早くん達と友だちになった爽子にさまざまなトラブルが…!?
 感動する小説で、9月末から映画上映です。小説もぜひ一度読んでみて下さい。

出版:集英社
著者:椎名軽穂

 

野ブタ。をプロデュース
 これまで「人生はつまらない。この世のすべてはゲームだ。」と、考えていた。クラスの人気者、桐谷修二が自分の高校に転校してきた典型的ないじめられっ子、小谷信太、通称野ブタを人気者にプロデュースしていく…。若い作者だからこそできる表現がたくさん出てきます。まだ読んだことがない人はぜひ読んでみてください。

出版:河出書房新社
著者:白岩玄

 

探偵ガリレオ
 突然燃え上がる若者の頭。製造方法不明のデスマスク。心臓だけ腐った男の死体。海中での大爆発。幽体離脱した少年など、次々と起こるミステリアスな事件を天才物理学者湯川学が解決していく物語。2007年に放送された大ヒットドラマ、ガリレオの原作本です。科学の勉強にもなるし、理系が苦手な人でも読みやすい本です。湯川と刑事のやりとりも非常におもしろいのでぜひ読んでみてください。

出版:文春文庫
著者:東野圭吾

 

他にも映画化されている作品

・容疑者Xの献身
文藝春秋 東野圭吾
・間宮兄弟
小学館文庫 江國香織
・いま、会いにゆきます
小学館 市川拓司


などなどたくさんあります。

 

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