日頃からの生協食堂のご利用に御礼申し上げます。
昨年より食料品全般の値上がりが継続していますが、現在の値上がりは一過性のものではなく、単に生協の経営努力の範囲内で対応できるものではないことから、本年11月1日より、食堂メニュー価格の改定を実施せざるおえない状況です。
(食材価格高騰の要因)
・ 輸入依存の日本の食糧事情があり(自給率40%)国際的な食糧取引価格の影響、近年の穀類相場の急激な上昇の影響を受けています。
・ 穀類の相場上昇の背景には1)世界的な穀類需要の高まり(人口超大国の経済発展)2)バイオ燃料の生産拡大による小麦生産からトウモロコシ生産への移行と、そのことによる「小麦」「大豆」の世界的な在庫減少3)在庫不足による取引価格の高騰により投機マネーが穀類を投機の対象としたことによる価格高騰。
・ さらに近年の原油高による燃料費、運送費、包装資材価格の高騰が以上の状況に輪をかける結果となっています。
・ 卵、乳製品、肉類などの畜産品は、その飼料となる穀類の上昇と飼育に必要な原油代上昇による影響を受けています。
・ そのために、食料品全般の値上がりが継続し、短期的には値下がりが見通せない状況となっています。
・ 2007年度年間の仕入高を基準とすると、2009年度の食材仕入れ価格は、立命館生協全体では5000万円を越す上昇が見込まれています。
・ この間食材価格が高騰し、食品メーカーや市中飲食店の値上げがあいつぐなかでも、食堂メニュー価格の改定は、見送りないし極限定的な範囲にとどめてきましたが、以上の状況から食堂メニュー価格の改定を本年11月1日より予定しています。
・ メニュー価格の改定(値上)は、長年価格改定を据え置いてきた、みそ汁、麺類、グラムバーを中心に、特に値上がり幅の高いチキン関連メニューを中心に実施する予定ですが、主食(ご飯)、副食(おかず)メニューについては、メニュー内容の見直しを含めて価格据え置きないし、改定幅を最小限とする計画です(改定内容詳細はあらためてお知らせいたします)みなさまのご理解と引き続くご利用をお願いいたします。