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2011.03.18

福島県生協連合会より全国の生協へのメッセージが届きました

震災対応について

2011年3月17日

全国の生協の仲間のみなさまへ


福島県生活協同組合連合会
会長 熊谷 純一
専務 佐藤 一夫

 

東北地方太平洋沖地震ならびに大津波による甚大な被害、
また原子力災害に対する全国からの緊急支援に、心から感謝申し上げます。


 この度の「東北地方太平洋沖地震」並びに大津波は、未曾有の大災害となりました。

 福島県では、地震での被害も甚大でしたが、その後の大津波で太平洋沿岸の浜は壊滅状態となり、さらに今、原子力災害に見舞われ、そうした地域の人たちは、家族を失い、家を失い、避難所を転々としながら、不安な日々を過ごしています。

 原子力災害は、いつ終息するのか見通しもなく、果たして住み慣れた地域へ再び帰ることができるのか?ただでさえ辛い避難生活に追い討ちをかけ、精神的なダメージは計り知れないものがあります。

 そうした避難民は、福島県の中央部や会津各地に設けられた避難所に、既に新たな受け入れができないほど押し寄せ、今では県外にまで及んでいます。

 

 県内生協では、コープふくしまを中心に、多くの事業所で甚大な被害が発生しています。また共同購入では、配達できる物資がないこともありますが、何より配送車の燃料がなく、動きがとれない状況にあります。

 そうした中でも、希望を失うことなく事業の復旧に向け、全力を挙げた取り組みを行いながら、自治体からの救援要請に、できうる限り応え続けているところです。

 

 福島県の特徴は、原子力災害が発生していることによる風評被害があって、物資配送が鈍っていること。

 原子力災害のため、他県と異なり、復旧のための手立てすら奪われてしまっており、復興が長期化することです。

 また、それまでの間、避難民を受け入れ続けるために、救援支援物資を確保し続けなければなりません。

 また、配送車の燃料、灯油が絶対的不足となっています。

 配送車の燃料を確保し、全国からのご支援による救援物資や灯油を届け、県民のみなさんに、復興への希望を取り戻していただくため、ぜひとも配送車両の燃料並びに灯油を確保していただきたいと存じます。

 救援物資を積み込んで、福島県民を応援していただくことを心から願っております。

 

 これまでの全国からの支援に心から感謝申し上げますとともに、福島県内の生協は、県民のみなさまとともに必ずこの困難を克服してまいりますので、更なるご支援をよろしくお願い申し上げます。