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2011.12.24

第7回(2011年度)読書マラソン立命館コメント大賞表彰式レポート

ニュース

 第7回立命館コメント大賞表彰式が12月16日(金)18時より朱雀キャンパスにて行われました。
 大学キャンパスの応募は83作品、応募者34名、その中から15名の方が受賞されました。




 受賞者が続々と集まり、山本生協理事長より開会の挨拶をいただきました。


 作品『神様のカルテ』夏川草介 で大学グランプリを受賞された薬学部2回生の髙砂良太さん。自分の思いを伝えようとすることが素敵で、その想いが伝わることが奇跡なんだと語ってくれました。

 作品『書を捨てよ、町に出よう』寺山修司 で衣笠キャンパス賞(準グランプリ)を受賞された文学部3回生の鳥豆卓矢さん。「かっこいい大人は、いつだってク-ルな悪人だ」という書き出しで、不思議なアウトロ-魅力をコメントしてくれました。昨年に引き続き2回目の衣笠キャンパス賞受賞となりました。


 作品『ポ-ツマスの旗』吉村昭 でBKCキャンパス賞(潤グランプリ)を受賞された経済学部4回生の篠原翔馬さん。「歴史を学ぶときテストにでるだろうかと考える。だがしかし、この本の魅力は大変な時代に生き抜くことを強いられ、生き抜いた人を語りつくしたことだ」と紹介してくれました。昨年に続くBKCキャンパス賞連続受賞です。

 作品『センセイの鞄』川上弘美 で学生が選ぶRUC大賞(金賞)を受賞された情報理工学部3回生の木曽陽菜さん。同作品で全国コメント大賞では銅賞に輝き、立命館コメント大賞では作品『パン屋再襲撃』にてリンクショップ賞にも輝かれました。恋をするドキドキとした気持ちやせつなさがつまったコメントが評価されました。

 作品『自閉症だったわたしへ』ドナ・ウィリアムズ でリンクショップ賞とRUC大賞(銀賞)を受賞された理工学研究科4年の須藤真理子さん。「特殊」「特別」な存在は「普通」でありえるのか。生き方を問うコメントで高い評価を受けました。

 作品『うつくしい子ども』石田衣良 でB&S賞を受賞された産業社会学部5回生の山口友歌さん。
 相手が殺人犯やその肉親であるとして、彼らの生きる権利を踏みにじることに正義はあるのか。やるせない、重い命題と自分たちで答えを出す大切さを訴えかけてくれました。

 作品『阪急電車』有川 浩で佳作を受賞された理工学研究科2年の出口明弘さん。6年続けて応募にチャレンジしてくれました。様々な問題を抱えている車中の人々。読んでいると大変なことも「まっいいか」励まされる様子が楽しく書かれていました。

 選考に関わった図書館長和田先生より講評をいただきました。

 授業が終わって駆けつけてくれた方もいました。作品『神様のカルテ2』夏川草介 で図書館長賞を受賞された文学部3回生の石元沙知さん。
 ひっそりと消え行く命に寄り添う医書の姿。医者とて神にはなりえない。そうして続いて行くのが命であり、その様子を咲き誇り散っていく季節の花々で表しているこの本の魅力を伝えてくれました。

 最後に受賞者全員で記念写真を取りました。

 今年の授賞式は、付属校のみなさんも参加してくれました。立命館中高の受賞者のみなさんです。
  表彰式のあとは、懇親会が行われ、わきあいあいと本について語り合いました。


今後は衣笠、BKCの書籍部で「コメント大賞フェア」が開催されます。受賞作を本とコメントで楽しめるのでみなさん、お立ち寄りくださいね。


読書マラソンとは?