第8回立命館コメント大賞表彰式が12月14日(金)18時45分より朱雀キャンパスにて行われました。
大学キャンパスからの応募は73作品、応募者21名、その中から9名の方が受賞されました。
受賞者が続々と集まり、山本忠立命館生協理事長より開会の挨拶をいただきました。
作品『ボッコちゃん』星 新一 で大学グランプリを受賞された情報理工学部4回生の木曽陽菜さん。
40年まえに描かれたSFの、スリリングな未来預言の不思議さについて語ってくれました。 作品『センス・オブ・ワンダ-』レイチェル・カ-ソンで衣笠キャンパス賞を受賞された法学部3回生の吉越大也さん。自分自身の子供に1冊だけ本を残せるとしたら、迷うことなくこの本を選ぶとコメントしてくれました。
作品『夢十夜』夏目漱石 でBKCキャンパス賞を受賞された生命科学部1回生の柳井花奈さん。
この小説の絵画的美しさと色彩の妙を解いた文章で注目をされました。
作品『自分の仕事をつくる』西村佳哲で図書館長賞を受賞された国際関係学部4回生の人見早苗さん。自分の仕事を作るということはその人の個性の発揮だ。と人それぞれの物語を深くかみしめた読書観を披露してくれました。
作品『新編 銀河鉄道の夜』で存心館ブック&サ-ビス賞を受賞された文学部1回生の永田夏帆さん。この作品の難解さをファンタジ-すぎること、それらが暗示的なこと、「本当のさいわいとは?」を問いかけている点と解説されて、注目を浴びました。
作品『働かないアリに意義がある』長谷川英祐 で存心館ブック&サ-ビス賞を受賞された産業社会学部3回生の山崎亜由香さん。目からうろこだったこの本について、働かないものの不届きな心理を知ってみようと呼びかけてくれました。
作品『舟を編む』三浦しをん でリンクショップ賞を受賞された理工学研究科4年の須藤真理子さん。小さい頃辞書を読んで遊んだ経験から、言葉で世界を捉えるという人間の、言葉の持つ意味深さを書き表してくれました。
選考に関わった図書館長北尾宏之先生より講評をいただきました。
受賞者が勢ぞろいした記念写真です。
表彰式のあとは、懇親会が行われ、わきあいあいと本について語り合いました。
今後は衣笠、BKCの書籍部で「コメント大賞フェア」が開催されます。受賞作を本とコメントで楽しめるのでみなさん、お立ち寄りくださいね。