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2015.12.14

【お知らせ】留学生組合員の皆様へのよりより住い事業の強化のために

ニュース

組合員の皆様へ

留学生組合員の皆様へのよりよい住まい事業の強化のために

2015年12月14日
立命館生活協同組合 理事会

平素は弊組合の諸活動へのご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
 近年、大学の国際化において、留学生・外国人研究者等、キャンパスにおける外国籍の方々が増加しています。これに伴い、キャンパスの中のみならず大学生活を取り巻く様々な場面においても、多文化共生社会実現のための新たな課題が生まれています。
 生活協同組合は、組合員同士が相互扶助することを通じて、自らのよりよい生活を実現することを目的とした組織です。そのため立命館生協としても、留学生・外国人研究者等の方々も含めた、よりよいキャンパスコミュニティの実現のための取り組みを継続的に強化・改善する必要があると考えています。
 この間、組合員や関係者の方々から、弊組合の留学生を対象とした住まい紹介事業について、いくつかの貴重なご意見・ご提言をいただいています。つきましては、これまでの弊組合の取り組み状況をご紹介させていただくとともに、今後留学生組合員の皆様へのよりよい住まい事業を実現するための課題についてご紹介させていただきます。

<これまで立命館生協として行ってきたこと>

  • 弊組合にご相談をいただいた留学生組合員の皆様に対し、そのご要望に沿った住まいをご紹介できるよう、窓口での相談対応、紹介物件の新規開発などを行ってきました。
  • 大学の要請もうけて、借上物件の紹介等を行い、留学生の方々が円滑に住まいを確保できるよう、大学とも連携して積極的な取り組みを進めてまいりました。
  • しかし現状では、コミュニケーションの問題や生活慣習の違いなどから、留学生組合員が入居されることにご不安をお持ちの家主の方々がおられるのも事実です。そのため、弊組合では大学関連部署や留学生組合員の方々にご協力をいただきながら、留学生組合員の生活を家主の方々に紹介することで、留学生の入居に関するご不安を取り除く取り組みを行ってきました。この中で、特に留学生の入居について深くご理解いただいた家主様の物件については「留マーク」を表記してきました。
  • 留学生の住まい保証制度や日常生活におけるリスク保障制度についても、大学関係部署との意見交換を行い、大学のご要望も踏まえた対応改善を行ってきました。
  • 入居後の様々な相談・調整についても、貸主・借主双方からの相談を受け付け、対応を行ってきました。

<今後、立命館生協として取り組みを強化すること>

「留学生等外国籍の方にも気持ちよく生協をご利用いただけるか」という観点から、改めて住まい事業運営全般を見直し、取り組みを強化します。

  1. 弊組合の住まい紹介カタログにおいて、従来とりわけ家主様より留学生の入居に深くご理解をいただいていた物件に表示していた、「留」マーク等の表示を取りやめます。
    • 2016年度版住まいカタログより「留」マーク等の表示は取りやめます。
    • これまで「留」マークのない物件が、留学生であることを理由に留学生の入居を拒絶していると受け止められる可能性があったことについて、お詫び申し上げます。
  2. 大学・行政とも連携して、留学生の入居受け入れについて家主や管理会社への理解や協力を広げる取り組みを継続します。また組合員にとって不利になる条件の物件は条件改善をしていただくようお願いし、改善いただけない場合、最終的には取扱をしない方向で整理をしていきます。
  3. 大学や行政とも連携しながら、留学生の住まいにおける保証制度の充実やトラブル対応窓口機能の強化を行います。
  4. 国際化を巡る大学情勢や人権問題に関する職員研修を実施し、組織全体として見識を高める取り組みを推進していきます。

今後とも組合員の皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。