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2016.05.02

BKC 4.28(木)ブックカフェ開催報告

ニュース

雨模様の夕方、今年第1回目のBKCブックカフェが開催されました。
経済学部、理工学部、情報理工学部、薬学部から合計7名の方が参加されました。

こんな本が話題になりました

『夢をかなえるゾウ』は何気ないことが人生を変えるきっかけになると教えてくれます。
『肩甲骨は翼のなごり』はジブリっぽいと思います。ファンタジーでキレイで、心ゆらいで、ハートウォーミングで...でも残酷で...。
『砂漠』は大学生には読んでほしいエンターテシメントです。砂漠に雪だって降らせてみせるとか、人間にとって最高の贅沢とは人間関係における贅沢のことだとか心にのころ名セリフがあります。
伊坂作品で最初に読んでほしいのは『死神の精度』です心意気のあるファンタジーで死神が千葉という名前を持っているとかミュージック好きとか、出てくるときはいつも雨降りとか趣きがあります。読み慣れたら『グラスポッパー』がいいですね。
司馬遼太郎はよく読みます。『21世紀に生きる君たちへ』というのを教科書でよみました。印象深いメッセージでした。司馬の作品を最初に読むとしたら『燃えよ剣』ですね。
伊藤計画は近未来を描いていて、現実世界がこのまま進んだら小説のような世界になるのではと思わせます。
ホームズは主人公の観察力、洞察力を楽しむ小説です。作者はかなり偏見に満ちた人でそうした趣向が色濃く出ている作品ですが...。
『たった一つの冴えたやり方』はSF作品ですが、『冷たい方程式』の設定、終わり方に納得できなくて、その後いろいろ解決作品が出ましたが、これはもっとも支持されている作品です。
西尾維新は、作品上さまざまな言葉遊びをやり続けていて、印象はアニメッぽい感じです。
デフォルメされている世界とくどくどしい表現があいまって別世界を作っています。
カズオ・イシグロの『私を離さないで』は設定がSFで、最初は寄宿舎が出てきて変わっている様子はあるのですが、すべての謎がすぐには提示されません。人間の心の深いところを刺激する作品です。菅弘江の『5人姉妹』という作品があるのですが、これは一人のオリジナルの人間と彼女を助けるため4体のクローンが存在するというよく似た設定の物語です。

ここに書ききれないほど盛り上がってあっという間に時間がたってしまいました。次回は5月26日(木)に開催します。よければみなさんお顔を出してみてくださいね。

今後の各キャンパスの開催予定(日時・会場は店頭にて案内いたします)
5月18日(水) OICブックカフェ
5月24日(火) 衣笠ブックカフェ
5月26日(木) BKCブックカフェ