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2016.06.24

知的書評合戦「ビブリオバトル」を開催しました

ニュース

知的書評合戦「ビブリオバトル」はご存知ですか?
立命館生協では各キャンパスでビブリオバトルを開催中です。
6月に開催された知的書評合戦の様子を速報いたします。

次回はあなたもチャレンジしてみませんか?

2016年6月21日(火)衣笠ビブリオバトル速報!!

6月21日(火)、ブックセンター「ふらっと」にてビブリオバトルが開催されました。
今回は16名の参加者のうち4名の方が本の紹介をしてくれました。
司会は生協学生委員会の中西さんが担当しました。

一番目は、急きょ参加を決めてくれた国際関係学部2回生の吉田のぞみさん。
『図書館戦争』(有川浩)を明るい口調で紹介してくれました。素敵な教官との距離感がたまらなく「きゅんきゅん」できるそうです。また本がいちばんと思っていましたが、映画化作品も教官のかっこよさが映えて、まだ別の魅力が満載でとりあえず甘い有川ワールドが楽しめるということです。

2番目の発表は、産業社会学部2回生の藤木遥香さん。コミックの『ハイキュー!!』(古舘春一)を薦めてくれました。主人公は、背の高い人たちが活躍するバレーボールと出会い、自らもチャレンジする。そしてライバルの登場。こてんぱんにやられてでも負けない熱い話ということです。この本がきっかけで実際でも男子バレーを見るようになったそうで、全部少年ジャンプで読破したそうです。すごいですね。

3番手は、文学部4回生の成田早穂子さん。お薦めしてくれたのは『俺だって子供だ!』(宮藤官九郎)週刊文春に連載されていた、娘さんを描いたエッセイ本です。
かんぱちゃんとよばれるその子はふてぶてしく、母親から「部長」と呼ばれる存在。地井武男が好きで「ちい散歩」のファンである娘との関係がほどほどでよい距離感なのが魅力的とのことです。
将来地井武男似のどこのうまのほねともしれないやつに連れ去られる・・でもそんな未来も悪くないなと言ってしまう作者の気負いなさに惹かれるとのことでした。

最後に出てくれたのは、産業社会学部1回生の徳永祥真さん。
『本題』(西尾維新)という対談本です。荒川弘さん、羽海野チカさん 小林賢太郎さん、辻村深月さん、堀江敏幸さんという第一人者を相手に寄り道をしながら本筋に向かって極めていく本です。いちばん印象に残ったのは、辻村深月さんのところで「才能とは何か」を考えたときに、他のことが出来なくてできることに集中したときに特化されていくこと、それを才能という。それには1万時間という人一倍の努力があってこその存在で、他を犠牲にするまでやってのけてこそ才能に結実する。と語ってくれました。

そして投票が行われ、チャンプ本は成田さんの『俺だって子供だ!』になりました。
成田さんは1回生の時からビブリオバトルに参加してくれていて、プレゼンテーションにも安定感がありました。また後期も行います。みなさん来てくださいね。

2016年6月17日(金)OICビブリオバトル速報!!

6月17日(金)17時、OICカフェテリアを会場にビブリオバトルが開催されました。参加者15名で、5名の方がバトラーとして本の紹介をしてくれました。
司会を担当してくれたのは、OIC生協学生委員長の伊東弘司さんです。

最初の発表は、経営学部3回生の中原岳さん。『カエルの楽園』(百田尚樹)という本を紹介してくれました。自分の国が攻撃されて逃げた先の国は、平和な国だった。しかしその平和の謎を解いていくとそこには大きな力を持った存在があった。それは平和に見える国を日本とすると絶対的存在がアメリカに見えてくる、そうしたことを想像するのが楽しいと語ってくれました。

2番目の発表は、経営学部3回生の田島達志さん。『なんのために勝つのか』(廣瀬俊朗)を紹介してくれました、ジャパンの中心メンバーであった著者はリーダーシップとは何かというリーダーシップ論。そして何のために勝つのかという大義を見つけることが大切だということで、W杯での躍進の秘密がわかるのです。多くの人を勇気づける本ということです。

次に発表してくれたのは、政策科学部4回生の神谷政俊さん。『電波女と青春男』(入間人間)を紹介してくれました。高校生らしい青春を送りたい男の子とその彼を邪魔する女の子の物語。髪の毛が青くて宇宙人に憧れている女の子の気を惹くために男の子はETのマネをして自転車に乗ったり、坂道を駆け下りて海にダイブしたり、ただただ迷惑な子ですが自分はできないというところで、とても魅力的だそうです。

4番目に発表してくれたのは、政策科学部2回生の大藪雄介さん。『教団X』(中村文則)を紹介してくれました。謎のカルト集団・・。宗教とかで危ない本。神とは何か、ブッタをどう思うのかなど、ストーリーは関係ないところで哲学的に考えさせる本。何も考えないことが涅槃に近づけるいちばんのこと、だとすればデカルトの思想を頭から否定している。ぶっとくて読むのは大変だけれど、いろいろな問題意識が得られる本とのことです。

最後に発表してくれたのは、経営学部2回生の西上大喜さん。『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平)というコミックスを紹介してくれました。超能力系のまんがで、いちばん強い超能力のヒーローが出てきます。主人公は能力はなかったのに、最強のヒーローから超能力をもらって日々成長していきます。「何を感じているのかわからなくなったときは原点を思いだせ」という言葉が心に残って励まされるそうです。

すべての発表を終わって、投票。結果、チャンプ本は『教団X』になりました。
今日、発表してくれたみんな!どうもありがとう。次回もよろしくお願いします。