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2021.11.24

2021年11月12日オンラインブックカフェレポート

ニュース

2021年11月12日(金)18:00~19:20、オンラインにてブックカフェを行いました。
3キャンパスから学生20人が集まってくれました。
4人前後の少人数で、本について語り合ってもらいました。

―感想―
・本を通してこんなにも内面に迫る話ができるなんて...びっくり&楽しかった!
・あまり本を読まないけれど、読んでいる人の話を聞いているだけで楽しかった!
・ずーっとこのまましゃべっていたい!
・熱量がすごかった!
などなど。

ブックカフェは、組合員ならどなたでも参加できます。次回のご参加お待ちしています。

以下は、紹介された本や話題になった本です。

2021年11月12日 ブックカフェで紹介された本

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』ブレイディみかこ

日本より差別意識の強いイギリスで暮らすぼく。ぼくからいろんなことを学ぶ母。
アフリカや中東の人、多くの人種が入り混じる社会、多様性の中から学ぶ。
日の平均的な家庭に育ったわたしたちの知らない世界を知る。

オードリーの若林の本が好き!

『ナナメの夕暮れ』若林正恭
『社会人大学人見知り学部卒業見込み』若林正恭
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭
『ご本、出しときますね?』若林正恭

社会への違和感や生きづらさを、抑え込んだり周りと合わせたり修正したり、ではなく、うまく流して自分をありのままに受け入れる。自分らしさを大事に。それでいいのだと思える本。 「スタバ」は陽キャが行くところ。そうそう!
「先輩には気を遣わなければならない」ってほんとにそうなの?...おかしいなと思っていいんだ。

『コンビニ人間』村田沙耶香

いろんな生き方がある。コンビニの定員だっていいじゃないか。コンビニの定員だって胸張って言っていいんだ。
いろんな人がいろんな劣等感を持っていて、それを受け入れたり克服したり。劣等感あってもいいやん。

『未来』湊かなえ

社会の底辺の人々を描く。こんな現実があることに気付いてほしい。

『かがみの孤城』辻村深月

不登校の少女が鏡の向こうで出会う世界。生きづらさを感じるすべての人に贈る物語。
SF的要素も含んで思春期の少女の内面に迫る。

『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ

LGBT、いじめ、ネグレクト、DV等々、多くの社会問題をはらみ、これでもかというくらいの不幸に見舞われながら、最後に光が見える。

『日本SFの臨界点 恋愛篇』伴名練
『日本SFの臨界点 怪奇篇』伴名練

現実逃避したくなると読みたくなるSFやファンタジー。

『デューン 砂の惑星 上中下』フランク・ハーバート

時代背景が10190年という、近未来ではなく遠未来の話でありながら、皇帝、男爵、伯爵、魔女等々、中世を思わせる世界に繰り広げられる壮大な話。スターウォーズやスタートレック、風の谷のナウシカ等、多くのSF作品に影響を与えている。全長2㎞に及ぶ巨大な砂虫(サンドウォーム)、ソプター(飛行機)、砂漠の中の植物研究室等、ナウシカをほうふつとさせる。

『medium霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼

心に傷を負った霊能力を持つ少女・翡翠。推理作家として事件を解決してきた、香月。二人が奏でるミステリは、読者の誰もが予測不能!
落ち込んだり人間の内面に深く入り込むことにつかれたら...単純に謎解きを楽しめる。

他にこんな本が話題になりました。

『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』橘玲 『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング他
『変身』東野圭吾
『苦役列車』西村賢太
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』
『陽気なギャングが地球を回す』
『僕が電話をかけていた場所』三秋縋
『20歳の原点』高野悦子
『明け方の若者たち』カツセマサヒコ
『NHKにようこそ』滝本竜彦
『鬼人幻燈抄』中西モトオ
『ファーストラブ』島本理生