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2016年11月16日OICビブリオバトルの報告

茨木の地に夕闇の押し迫ったころ、OICビブリオバトルが開催されました。
参加者14名、発表者5名で始まりました。

一番の発表者は、司会もやってくれた政策2回生の大藪雄介さん。『羊と鋼の森』(宮下奈都)について、調律の師匠と出会ってこの道に舞い込んだ主人公がその大変さを味わったり、その人に合うようにどのように調律をうるべきか、人間の心理を書きこんだ物語ということです。

次の発表者は、経営1回生の楠慎之介さん。『憂国のモリアーティ』(三好輝)というイギリスの階級社会の中であえぐ登場人物たちの葛藤を書いたダークファンタジーを楽しく紹介してくれました。なんと原案はシャーロック・ホームズとのことです。

次は経営2回生の小関拓大さん。湊かなえさんの『告白』について、衝撃的な、人間のダークな部分が重なり合うこの作品について熱く語ってくれました。コミックの1巻が出たばかりなので、今から読めば間に合うと進めてくれました。

そして辻村深月さんの『凍りのくじら』について発表してくれたのが、政策1回生の岩根トゥラーラ・マリアさん。失踪してしまった写真家の父を持つヒロインは、所在のない毎日を送っている。ある先輩との出会いから彼女に変化が訪れる・・。のかな。という不思議さを感じる発表でした。

最後の発表者は、政策1回生の石黒大貴さん。クリスティーの『ABC殺人事件』について語ってくれました。なんと石黒さんはこの本を読んでいないそうです。これから読みたい本として発表をしてくれました。

最後に「読みたくなった本」を全員で投票してチャンプ本を決めました。今回はなんと大藪さんと岩根さんが同票でした。その結果、大藪さんが12月4日の地区決戦に参加されることになりました。
ビブリオバトルは誰でも参加できます。次回は2017年の前期に行います。