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2016.11.14

11月12日(土) 道尾秀介さんトークイベント開催報告

ニュース

11月12日(土)14時より衣笠キャンパス末川記念会館「レストランカルム」を会場に、直木賞作家の道尾秀介さんのトークイベントとサイン会を開催いたしました。トークイベントには、遠方の他府県からの参加者も含めて86名の方々の参加を頂きました。

事前の参加者アンケートに寄せられた、道尾秀介さんへの質問を、文学部2回生の甲斐雅琴(かいまこと)さんが代表して質問し、その後会場から参加者が直接質問する形でしたが、終始質問が相次ぎ、あっという間に時間が過ぎていきました。道尾さんの本との出会いは高校時代の『人間失格』(太宰治)であったこと。8年間会社員であった経験から朝から夕方までを働く時間として執筆にあてていること。サッカーは手を使えないから、様々な天才的な足技が生み出されてきたのと同様に、ミステリーにおいてもやってはいけない縛りがあるからこそ、できることがあること等など、作品を創造するにあたっての多彩なお話を聞かせていただきました。

参加者の質問に直接お答えするコーナーでは、創作はただただ自分が楽しめて満足するために書いていることや、『カラスの親指』など映像化された作品は、小説とは全く違う作品だと思っていることなど質問のひとつひとつにも笑顔で丁寧に答えていただきました。

その後のサイン会では、お一人お一人に声をかけられて、希望者全員にサインをして会は終了しました。遠路、京都・立命館でのトークイベントにお越しいただた道尾秀介さんに厚く御礼申し上げます。