教職って?
教職を説明するために、まず初めに教職課程の説明ですが、教職課程とは、教育教員免許法、同施行規制に定められた「教育職員免許状」を取得するためにおかれています。日本では、明治以来、師範学校のみで教員を養成していました。しかし、戦後、戦前の教員養成の閉鎖性への深い反省から開放制教員養成制度(教員養成系大学・学部のみならず、教員養成を主目的としない一般大学でも教員の養成ができる制度)が整えられました。
現在ではこの制度に基づき本学でも教員を養成しており、これまでに数千名の優れた教員を輩出してきました。近年は、全国の大学の中で、トップクラスの教員採用の実績を挙げています。
教職取得に至るまで
教職取得の上で
本学では、薬学部を除く全学部で教職課程を設置しています。そのため、教職を希望する人は、それぞれの所属学部に設置されている教職課程を履修することができ、定められた教職科目を取得すれば、教員免許状を取得することができます。
ただし、「教職に関する科目」や「教職又は教職に関する科目」などの教職科目は、各学部での卒業に必要な単位とは別に取得しなければなりません。
つまり、履修しても単位がつかない科目を履修する必要があります。そのため、履修しない人に比べ時間割上多忙なものになります。
どこで教職の情報が手に入るの?
本学では教職に関する資料があり、教職に関するあらゆる相談に対応してくれる「教職支援センター」が衣笠キャンパス・BKCの両キャンパスに設けられています。
教員採用試験対策講座の実施・情報の提供・指導・助言・相談対応などをおこなっています。教員採用試験参考書・都道府県別問題集・合格体験記などの資料も充実しているので、教職取得を考えている人は積極的に利用してみてください。
教職支援センターってどこ?
教職を履修している先輩の声
立命館大学では教育学部を有していないにもかかわらず教職取得に関しては高水準のきめこまかいサポートを受けることができます。
自分は中学社会、高校地歴・公民の3つの教職課程を履修していますが時間割の関係から学芸員の資格を履修することはあきらめました。1回生の間は、主に基礎科目として必要な一般教養科目を履修します。そのため、自分が本来取得したかった科目と時間割りの上で重なってしまったりする場合が多々発生してきます。
また、2回生にあがったときのことを考えて、教育原理・教育心理学・教育社会学、又は教育制度論・教育課程論などの「教職に関する科目」は1回生のうちに履修し、取得しておくことをおすすめします。
文学部 1回生 Iさん