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 みなさんは普段どのような本を読んでいますか?
 多分ほとんどの人が、小説を読んでいると思います。そこで今月号では、新書について説明したいと思います。小説に比べて、なかなか取っ付きにくい印象を持っているかもしれませんが、新書は小説と違い「明日から役に立つ情報」がたくさん書かれています。これを機に、みなさんも新書を手にとってみてはいかかでしょう?

新書を読もう!

 新書といってもどういったものが新書と言えるのか、わからない人もいると思います。そこでリンクショップの職員さんに「新書とは何か?」「新書を読む効果は何か?」を聞いてみました。


新書とは
 新書とは明確な定義はなく、「新書判」(173mm×108mm)の本はすべて新書であるともいえます。学者や何らかの専門家が社会に訴えたいことや、現代の問題を書き表したものです。ノベルスとよばれる小説の単行本もこのサイズですが、通常は「同じ装幀のもとに刊行される、書き下ろしノンフィクション作品のシリーズ」を指すことが多いようです。内容の傾向から、ハウツー本など実用書中心の「実用新書」と時事問題や基礎教養をおもなテーマとする「教養新書」に分類されます。


わかりやすく言うと!
 新書サイズで毎月決められた冊数が刊行され、著者が研究成果を読者にわかりやすく説明したものです。


 ここ近年出版界では、「新書戦争」と言ってもいい状況が続き、世間を席巻しています。なにしろとんでもなく売れるのです。例えば「バカの壁」は人間話せばわかるのは間違いだと世に知らしめましたし「国家の品格」は、日本の心を伝え実感を拡げました。また「下流社会」や「格差社会」では若者をはじめとした下流の時代や格差の時代を目の当たりに打ち出し、「人は見た目が9割」では、きれいごとではすまされない社会の実態に食い入りました。このように昔から教養の宝庫であった新書シリーズは、現代社会をあざやかに切り取り、「今」を学ぶ身近な書として年代に変わりなく受け入れられているのです。

 

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