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読書百遍

 7月に入り季節はもうすっかり夏になりました。定期試験が終わるといよいよ夏休みです。本を読みたくてもおもしろそうな本が見つからない…と思ったことはありませんか? そんな時はPOPカードに注目してみてください。その本のあらすじや読んだ人のコメントが書かれているので、あなたの本さがしの手助けになりますよ。今回はPOPカードのコメントをいくつか紹介していきます。暑さに負けて、ついだらだらとしてしまうこの長期休暇に、本を読んでみませんか?

 

窓際の死神
  おとぎばなしをモチーフに死神〈アンクー〉の存在を自覚する女性の心の闇を描く。死神はけっして人間には見えない。でも人の死を願ったり、死に近い人は見えたりすることもある。死と向き合うことで、生の尊さがより浮彫りとなる。感動的ミステリー。

著 書:柴田よしき
出版社:新潮文庫


輪違屋糸里 上・下
  以前ドラマ化された「輪違屋糸里」原作です。英雄としてでも悪役としてでもなく、一人ひとりを「人」として描いた作品です。言葉のもつ力を感じてください。ドラマとは一味違う「輪違屋糸里」をぜひ読んでみてください。
○いちばん心に残ったところ○
 「恨みは水に流し、恩は岩に刻んで生きな。人間は人間らしう生きられへんということも、よう知ってます。」というセリフ。

著 者:浅田次郎
出版社:文春文庫


アヒルと鴨のコインロッカー
  大学生になったばかりの椎名とペットショップ店員の琴美、それぞれの視点で、一見、全く関係のない話が綴られていきます。椎名の話は不思議に、アンニュイに。琴美の話は、温かく、どこか悲しげに。最後に2つが結びついた時、思わず「どうして」と言ってしまいます。

著 書:伊坂幸太郎
出版社:東京創元社


ショートショートの広場
  オビの言うとおり! 「面白さをギュッと凝縮」しています。7ページ以内のショートショートは、アイディアとびっくりするようなオチでいっぱいです。読むべし!

著 書:阿刀田高編
出版社:講談社文庫


杜子春
   唐の都に暮らす若者、杜子春は一文無し。ある春の夕方、不思議な老人と出会い、仙人の道をめざして旅に出た杜子春は、人間にとって財宝や仙人よりも大切なものを身をもって学ぶこととなる…。

著 書:芥川龍之介
出版社:IBCパブリッシング


わたしの外国語学習法
 この本を読むと自分でも外国語を楽しく学び、外国語学習が一種の精神的スポーツのような気がしてきます。著者が惜しげもなく、自身の外国語学習法を披露してくれて、とても参考になります。

著 書:ロンブ・カトー
出版社:ちくま学芸文庫


カンタビルの幽霊
 幽霊が住み着いているカンタビル邸にアメリカ人のオーティス一家が引っ越してきた。幽霊など気にもとめないオーティス一家を何とか怖がらせようとする幽霊。しかし、まったく相手にされず、逆にひどい目にあわされてしまう。しかし心やさしい長女バージニアだけは気の毒な幽霊の話に耳をかたむけるのであった…。
 幽霊がとてもけなげで何だか、かわいそうです。

著 書:Oscar Wild
出版社:IBCパブリッシング


 今回の読書百遍はいかがでしたか?
 ぜひこの夏休みにお気に入りの1冊を見つけてみてください。
 また、みなさんも「読書マラソン」に参加してPOPカードを書いてみませんか? 読書マラソンは衣笠キャンパスは存心館のB&S、BKCはリンクショップにてエントリーできます。

 

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